• モンツキウマゴヤシ
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道にモンツキウマゴヤシ(マメ科)が生えていました。写真でみると緑色のチョウが集まっているようにもみえますね。地中海地方原産の外来植物です。

全国農村教育協会「日本帰化植物図鑑」によると
『地中海沿岸の原産で南北アメリカやオーストラリアなどに帰化している。
一年生または二年生草本。茎は基部でよく分岐して横に広がり,長さ60cmほどになる。
葉は,心臓形で頂部が凹み鋸歯のある3枚の小葉からなる複葉,葉柄の基部には深裂する托葉があって互生する。
小葉の中心部に黒紫色の斑紋があるのが特徴。
春に葉脇に短い花序を出し,長さ6mmほどの黄色の蝶形花を数個ずつ固めて着ける。
莢果は巻いて長い刺がある。
1954年に三重県で見いだされた。関東地方以西の道端などで見られる。』

保育社「原色日本帰化植物図鑑」によると
『地中海地方原産。1954年5月,三重県楠町で採られた標本を水島が同定。上記和名を与えて報告した。その後も近畿・中国・四国などに散発的に出現。』

花はマメ科特有の蝶形花ですが,なかなか開いてくれません。一枝をコップに入れておいたら,夜,葉を閉じていました。ネムノキやクズなどマメ科植物は就眠運動をすることが知られていますが,モンツキウマゴヤシもまた夜は眠るようです。