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テングチョウの羽化

2007年5月26日
  • テングチョウ
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テングチョウが羽化しました。
昨夜,蛹が変色していたので,今朝は6時から羽化する瞬間を待っていたのですが,羽化したのは結局3時間半後の9時30分でした。

[写真2]は,昨夜10時の蛹です。翅の模様が透けて見えます。
[写真3]は,今朝6時30分の蛹です。全体が黒くなり,顔の部分の殻がすこし浮いています。

[写真4]は,蛹の殻が割れて脱出直前の成虫です。実はこの後,成虫はぽとりと下に落ちてしまいました。枝を差し出すと,つかまり上へ登っていったので,事なきを得ました。
前に観察したときには,殻から抜け出した後,すばやく抜け殻につかまっていたのですが。(→前回の連続写真)

[写真1]は,蛹から脱出したばかりの成虫。翅はしわくちゃです。
テングチョウの名前の由来となった長い下唇鬚(かしんしゅ)は,天狗というよりカラスですね。

保育社「原色日本蝶類生態図鑑」には次のように書いてありました。
『 最大の特徴は下唇鬚(かしんしゅ)が著しく長大で前方へ突出していることで,頭部の形状は特異である。ヤガ科の中に下唇鬚が発達した大群があり,これらは果汁吸収の機能的役割としての必要性から発達したものと考えられるが,蝶の場合,このテングチョウ科とアゲハチョウ科の一部(テングアゲハ属Teinopalpusなど)などのごく少数に限られており,生活するうえにどのように役立っているのかよくわかっていない。』

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