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テングチョウの蛹

2007年5月28日
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玄関の花瓶にさしてあるナンテンの葉裏に,テングチョウの蛹がついていて驚きました[写真1]。
生けた妻も気づいていなかったようで,聞くと庭のナンテンだといいます。

もちろんナンテンはテングチョウの食樹ではありません。近畿ではエノキが食樹のはずです。
保育社「原色日本蝶類生態図鑑」によると,
『北海道や東北地方の一部(青森県・岩手県の一部)ではエノキがないのでエゾエノキを食樹にしているものと思われる。本州の大部分,四国,九州ではエノキを食樹にしている。』

ナンテンの木の近くにエノキがあったかどうか定かでなかったので見にいったところ,実生で大きくなったらしい,ひょろひょろとしたエノキの木が生えていました。
テングチョウが蛹化する場所について,「原色日本蝶類生態図鑑」には次のように書いてありました。
『蛹化は食樹の葉裏で行われることが普通であるが,小枝や樹幹に移って蛹化する場合もある。さらに食樹を離れ,附近の低木や人家の屋根,軒下,板壁などでも蛹化することも多い。』

寄生されていたようで,透かしてみると中は空です。寄生蜂の脱出孔と思われる孔も開いていました。

この蛹の体色は褐色です。
テングチョウの体色は緑色,褐色,白黒まだらの3タイプあるそうです。
以前に見つけた[写真2]のタイプを褐色型だと思っていましたが,[写真2]は白黒まだら型で,[写真1]が褐色型のようです。

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