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コオニヤンマ

2007年6月2日
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朝,動物園南の疎水脇の通路に,平べったいヤゴがいました。
干からびているように見えたのですが,つつくとまだ生きています。
羽化する場所をさがしてさまよっていたようです。

とりあえず家にもって帰り飼育ケースに入れておきました。
トンボの羽化のようすはまだ見たことがなかったので,そのまま羽化するまで観察していたかったのですが,出かけなくてはならず,帰ってくるとやはり羽化した後でした。

羽化後の[写真1]をみるとお腹がすこし曲がっています。
飼育ケースには,よじ登れるように木の枝を入れていたのですが,それには登らず,ケースの底で羽化したためのようです。

図鑑で調べると,「コオニヤンマ」でした。
コオニヤンマは「オニヤンマ」の名前がついていますが,オニヤンマのなかまではなく,サナエトンボのなかまです。
サナエトンボのなかまはみな黒い体に黄色い紋があり,オニヤンマににていますが,オニヤンマが左右の複眼がくっ付いているのに対して,サナエトンボのなかまは左右の複眼が離れていて小さめです。

「学研生物図鑑 昆虫Ⅲ」には,コオニヤンマについて次のように書いてありました。
『大形でオニヤンマと間違われることがあるが,頭は小さく,左右の複眼ははなれ,後腿節(こうたいせつ)は長大。山地渓流から中流域にかけての砂礫底の河川に発生し,幼虫は扁平で枯葉に似る。』

「後腿節は長大」とは,後ろあしがとても長いということです。
そういわれて見ると,確かに長い後あしをしていますね[写真2]。
前あし,中あしの3倍くらいありそうです。
[写真4]はヤゴの抜け殻です。ヤゴも長い後あしをしています。
この異常に長い後あしは,ヤゴと成虫とどちらに必要なものなのでしょうか。

変な羽化のしかたをしたようなので,飛べるかどうか心配したのですが,外で離すと弱々しいながらも飛んでゆきました。無事に子孫を残せたらよいのですが。

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