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ウバタマムシとタマムシ

2007年7月2日
  • ウバタマムシ
  • タマムシ

マツの木の下でキノコの写真を撮っていたら,いつの間にか服に虫がついていました。
ウバタマムシです。[写真1]
ウバタマムシのウバは姥でしょうか。マツの樹皮に擬態した,凸凹した模様があります。

保育社「原色日本昆虫図鑑(上)・甲虫編」には,ウバタマムシについて次のように書いてありました。
『うばたまむし Chalcophora japonica Gory
林間や路傍の切倒された新しいマツに普通の種で,一般によくタマムシの♀と誤認されているが全く別の種で,幼虫は枯死したアカマツ・クロマツを喰害する。本種は小楯板を欠くが,稀に点状に現われることがありこれを ab.scutellata thery といい本州(高尾山)・九州(鹿児島)から記録されている。』

「一般によくタマムシの♀と誤認されているが」と書いてありますが,現在はどうでしょうか。
これを見てタマムシの雌だと思う人はどれだけいるでしょう。
タマムシ自体をどんな虫かしらない人が多いのではないでしょうか。

あまり見ることがなくなったいわれるタマムですが,ところが私の家の周りでは,子どもがよく捕まえてくるのです。[写真2]
一本のカエデの枯木があって,その木を見に行くと,同じところによくとまっているそうです。
タマムシの幼虫はエノキ・サクラ・カシ・カキなどの木の中で育ちます。
近くにサクラの枯れた木があるので,そこで発生しているのかもしれません。

タマムシについて,保育社「原色日本昆虫図鑑(上)・甲虫編」には次のように書いてあります。
『たまむし Ptosima chinensis Marseul
7・8月の候,美しい翅を陽光に輝かしながら好んでエノキの梢上を飛ぶ。幼虫はエノキ・サクラ・カシ・カキ等の材部を喰害し,一世代3~4年を要するという。』

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