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フヨウの花

2007年8月26日
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フヨウの花が咲いていました。
夏のつよい日差しのなかで涼しげに咲く姿は,なかなか上品なたたずまいです。

フヨウの属するアオイ科の花は,たくさんの花糸が合着して筒状の雄しべ筒(とう)を作るのが特徴です。
フヨウの花も雄しべの花糸が合着して1本の円柱状の筒となり,そこから多数の葯が突き出ています。雌しべは雄しべ筒に包まれ,先端は5つに分かれています。[写真2]

「牧野新日本植物図鑑」には,フヨウについて次のように書いてありました。
『夏から秋にかけて幹の上部の葉腋に柄のある淡紅色の美しい花が開き一日でしぼんでしまう。花の下部に小包葉が10枚ある。がくは鐘状で5片に裂ける。花弁は5個で,基部は互にくっつき,ラセン状に捲き縦に脈がある。多数の雄しべが単体となり,1子房上の花柱は長くとび出し柱頭は5個の耳状の部分に分かれる。さく果はほぼ球形でかたくて開出した毛があり,やや薄い5片に開裂し,種子には毛がある。』

[写真4]は,フヨウの枯れた実です。(2003年1月30日撮影)
なんとなくワタの実に似ていませんか。
ワタも同じアオイ科です。
アオイ科には美しい花をつけるものが多く,フヨウをはじめムクゲ,ハイピスカス,タチアオイなど観賞用に栽培される種類が多いのですが,食用のオクラや,繊維をとるワタやケナフなど,有用植物も多く含まれています。

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