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ヒトヨタケのなかま

2007年9月1日
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見なれないキノコがはえていました。
ヒトヨタケのなかまだと思うのですが。
傘の周縁部から溶けはじめ,破れた傘のようになっています。

ヒトヨタケの仲間は,名前のとおり一晩のうちに傘がとけてしまう短命なキノコです。
「山渓カラー名鑑 日本のキノコ」には次のように書いてありました。
『胞子の成熟にともなって,傘の周縁部から中心へと,ひだが液化する。胞子紋は黒色,黒褐色。子実体は夜間成長し,胞子を放出する。湿度の高くなる夜に適応した現象といえる。』

傘のうえに鱗片がのっているようすはマルミノヒトヨタケに似ているのですが,はっきりとしません。
マルミノヒトヨタケは積みわらや畳から発生するので,発生状況が違います。
このキノコは,イノシシが掘り返した穴を埋め戻した土から発生していました。
土のなかに,発生源になる何かが混じっているのだと思います。

ヒトヨタケのなかまの多くは腐生菌で,生物遺体や老廃物などの有機体から栄養をとって生きています。
マグソヒトヨタケやウシグソヒトヨタケといった名前からわかるように,動物の糞から発生するものもあり,あまりクリーンなイメージがありません。
食用になるササクレヒトヨタケにしても,生えていると逆に,どうして生えたのだろうと疑ってしまいます。

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