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あしの長い小形のキノコ

2007年11月16日
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ミョウガの枯れた後に,あしの長い小さなキノコが出ていました。
名前を調べているのですがよくわかりません。

・ニオイアシナガタケ?
最初はニオイアシナガタケだろうと思っていました。
ニオイアシナガタケについて,山と渓谷社「日本のキノコ」には次のように書いてあります。
『傘は径0.5~1.2cm,円錐状鐘形で,表面は淡灰褐色,中心部は暗色,湿時条線をあらわす。ひだは灰白色。柄は3.5~9cm×1mm,細長く,灰褐色,上部は淡色または白色,根もとには白毛がある。
—–
秋~初冬,林内の落葉,落枝に生える。ヨードホルム様のにおいがあるのが特徴である。』

根もとに白毛もあるので,これかと思ったのですが,ニオイアシナガタケの特徴である「ヨードホルム様のにおい」がしません。
傘をつぶして試してみたのですが,普通のキノコの臭いはするものの,何度嗅いでも消毒薬の匂いはしません。
どうもニオイアシナガタケではないようです。

・ナヨタケ?
ニオイアシナガタケはキシメジ科でした。
キシメジタケ科には他にもよく似た小形のキノコがあるのですが,視点をかえてヒトヨタケ科を調べてみることにしました。

ヒトヨタケ科のヒトヨタケ属は成熟するにつれ傘が液化して溶けてゆくのが特徴です。
このキノコは成熟しても液化しないのでヒトヨタケ属ではありませんが,ヒトヨタケ科のナヨタケ属は液化はせずに,小形でひょろひょろとして,このキノコによく似ているものがいろいろあります。

図鑑をみるとナヨタケあたりがよく似ています。
『傘は径1.5~2.5cm,表面は無毛,吸水性があり,湿時は帯灰褐色,乾けば淡紅色~白色になる。ひだはやや疎~疎,成熟すると黒褐色で,縁が幾分もも色を呈する。柄は長さ7~9cm,白色でもろく,基部は白毛でおおわれる。
————
秋,林内の落枝,落葉間に発生する。』(山と渓谷社「日本のキノコ」)

しかし色々の写真を見ると,ナヨタケの傘は中央がすこし盛り上がるように高くなっています。このキノコとはすこし違うようです。

・ヒカゲタケ?
次の候補は同じヒトヨタケ属のヒカゲタケ。
『傘は径1~3cm,半球形~鐘形,表面は湿時暗灰色,乾くと淡灰色,縁部に白色のフリンジをもつ。柄は細長く15cm内外。胞子は黒色。春~秋,糞上,畑地に発生。
・ワライタケと同様の毒成分を含み,同様の中毒症状をひき起こす。』

「縁部に白色のフリンジをもつ」とは,写真を見ると傘の縁に白いレース飾りのようなひらひらが付いているので,そのことをさすようです。
このキノコには付いていません。これも違うようです。

ちなみに,ヒカゲタケは幻覚作用をもつマジックマッシュルームといわれるものの一つで,現在の法律では持っているだけで違法となります。

イタチタケ,アシナガイタチタケといろいろと調べたのですが結局よく分かりませんでした。
キノコは似たような種類が多くて,調べだすと時間ばかりかかってしまいます。

キノコに針を突き刺すと,たちどころにDNA解析して種が特定できるというシステムができないものでしょうか。

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