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コナラ

2007年12月18日
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家の前のコナラが盛んに葉を落としています。
2週間ほど前から葉を落とし始めましたが,茶色くなった葉がまだたくさん枝についています。[写真3]
このコナラの木は12月いっぱいは葉を落とし続けるので,あともう少しの間,落ち葉掃きが大変です。

[写真1]は落ち葉の表面,[写真2]は裏面です。
[写真4]は芽吹き始めたころの若葉です。
若葉のころは両面に白い産毛を密生していて,銀色に輝いて見えます。
成葉になると表面は滑らかになり,裏面だけに毛が残ります。

コナラの葉について「新日本牧野植物図鑑」(1960年)には次のように書いてありました。
『葉は有柄で互生,倒卵形ないし倒卵状長楕円形で先端は鋭尖形,基部はくさび形あるいは円形,葉のふちには尖ったきょ歯があり,長さ5~12cmぐらい。若葉は両面に毛があるがのちに上面はなめらかとなり,下面は灰白色をおび,横に伏した毛がある。』

「コナラ」は小さいナラという意味です。
大きい方のナラはミズナラです。ミズナラは別名「オオナラ」といいます。
コナラも大きいもので高さ17mになりますが,ミズナラの大きいものでは高さ30mにもなります。

コナラは雑木林の主役であり,薪炭材としたり,落ち葉を肥料にしたり,農山村の生活と密接にかかわっていました。
「朝日百科 植物の世界」には,次のように書いてありました。
『多くの昆虫がその葉を食べ,樹液に集まる。ドングリは多くの野生動物の食料でもある。落ち葉は地中の微小動物に食べられ,結局腐葉土(ふようど)となり,コナラ自身の養分となるだけでなく,多くの林床(りんしょう)植物を養う。かつて農山村の人びとは薪炭(しんたん)材として利用したり,落ち葉や腐葉土を肥料とすることで遷移を止め,それ以上暗い林になるのを防ぎ,雑木林の維持に一役買っていた。ドングリを集め,渋抜きして食料としたこともあった。今でも,シイタケ栽培の榾木(ほたぎ)などに利用されてはいるが,うまく管理された雑木林はまれで,雑木林そのものも少なくなっている。』

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