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コスギゴケ

2008年1月29日
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山道脇にスギゴケ(らしきもの)が生えていました。
図鑑で名前を調べたのですが,よくわかりません。
コスギゴケかなと思うのですが。

コケ植物は身近な割には,知らないことが多いですね。
図鑑で調べるにしても,まずセン類かタイ類かといった,基本的なことが分かっていないと調べることができません。
コケ植物について,すこし勉強してみました。

コケ植物はスギゴケで代表されるセン(蘚)類,ゼニゴケの仲間のタイ(苔)類,それにツノゴケ類の3類に分けられます。

[写真4]は,コケ植物(セン類)の体のつくりです。
緑色をした茎や葉の部分を「配偶体」,茶色の部分を「胞子体」といいます。
胞子体の先のふくらんでいる部分を「蒴(さく)」といい,中に胞子がはいっています。

セン類の蒴には,「帽」という蒴を帽子状におおうものがついています。(造卵器の腹部の壁に由来するそうです。)
つまんで引っ張ると,簡単に取れます。
[写真3]は帽をひっぱって取ったところです。

セン類,タイ類,ツノゴケ類の区別方法について,「朝日百科 植物の世界」には次のように書いてありました。

コケ植物の分類には茎や葉,すなわち配偶体の特徴とともに,胞子体の特徴も非常に重要である。コケ植物の胞子体の一部である蒴は多様に分化し,セン類,タイ類,ツノゴケ類を分ける重要な特徴である。ツノゴケ類の胞子体は緑色で角のような形をしており,表面に気孔がある。タイ類の蒴は葉緑体をもたず,成熟するとふつう先端で4片に分かれ,十字形になる。胞子は蒴の中にある弾糸(だんし)という糸の乾湿運動で蒴から弾き出される。タイ類の蒴は腐りやすく,短期間しか観察できないが,セン類の蒴は腐りにくい。セン類の蒴の口に並ぶ蒴歯(さくし)は多様に分化し,その構造が目や科を分ける重要な特徴となっている。

 蒴のほかに,外見的には次のような点に着目すると,セン類,タイ類,ツノゴケ類を比較的容易に区別することができる。
①植物体が扁平な葉状のものは,すべてタイ類かツノゴケ類であり,そのほとんどがゼニゴケ目かフタマタゴケ目に限られる。
②褐色,赤褐色などに色づいた,硬い柄(え)のついた胞子体をもつものは,すべてセン類である。
③葉に深い切れ込みのあるものは,すべてタイ類である。
④葉に中肋(ちゅうろく)とよばれる多細胞層の葉脈状の筋があるものは,すべてセン類である。

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