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イシガメ

2008年5月20日
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昨夜は,雨が激しく降る音で目が覚めてしまいました。
一夜あけた今朝,南禅寺の石段にできた水溜りのなかに,イシガメがいました。[写真1]
じっと気持ちよさそうに,体を水に浸しています。

イシガメはクサガメ,スッポンとともに日本のカメの代表のようなカメです。
しかし近年は状況が変わってきているようですね。

(財)日本自然保護協会が,2003年7~8月に「NACS-J自然しらべ2003~日本全国カメさがし~」として実施した調査によると,全国46都道府県・802箇所から寄せられた5,966頭の情報のうち,6割以上(3,708頭)が外来種であるミシシッピアカミミガメでした。

続いてクサガメ1,257頭,ニホンイシガメ590頭,スッポン135頭となっています。
ニホンイシガメは目撃例の1割にもみたない数字です。

イシガメは4種に分けられ,単にイシガメという場合はニホンイシガメM.haponicaをさします。
ニホンイシガメは本州,四国,九州および周辺の島々に分布し,日本固有種です。
日本には他に,ミナミイシガメM.muticaがトカラ列島,八重山列島に分布するそうです。

平凡社「世界大百科事典」には,ニホンイシガメについて次のように書いてありました。

ニホンイシガメM.japonicaは単にイシガメということもあり,子ガメはゼニガメ(銭亀)と呼ばれてペットにされる。日本特産で本州,四国,九州および周辺の島々に分布し,池沼や渓流にすんでいる。甲長13~18cm,背甲の後縁は鋸歯状をしており若い個体ほど著しい。産卵期は6~7月ごろで,雌は水辺の軟らかい土に,後肢で深さ15cmほどのL字型の穴を掘り,4~10個ほどの楕円形の卵を産む。子ガメは2ヵ月ほどで孵化する。10月末から4月ごろまで水中の泥や落葉の中で冬眠する。なお,背甲に緑藻類が密生したものをミノガメ(蓑亀)と呼び,古くから吉兆として珍重される。

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