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ゴキヅル

2008年10月7日
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ゴキヅルに実がなっていました。[写真1]

実が熟すると,お椀の蓋を取るように上下に分かれるので,御器(合器)ヅルの名があります。[写真2]
(実の上半分を残して下部が落下するので,お椀の蓋を取るようにというよりは,蓋を残してお椀が落ちるでしょうか)

「朝日百科 植物の世界」(1997年)には,ゴキヅルについて次のように書いてありました。

低地の水辺や湿地に生えるつる性の一年草。葉はふつう長い三角形で3裂または5裂し,切れ込みの深さには変化がある。切れ込みの程度によって,ハンモミジゴキヅル,モミジゴキヅル,ツタバゴキヅルと区別されることがあるが,現在ではすべて種内変異とされる。花は黄緑白色で単性花とされてきたが,最近の研究で雄花(おばな)と両性花からなることがわかった。長さ2センチほどの卵形の果実は果皮が肉質であるが,ウリ科では例外的な蒴果(さくか)となる。熟すと果皮が裂けて上下に分かれ,2個の種子が落ちる。

[写真3]は実の中にある種子です。

[写真4]は雄花。
雄花は総状花序(そうじょうかじょ)で,花軸に柄をもつ花がいくつもついて,順次咲いてゆきます。花弁は5つに裂けて細長くとがり,がくも同じ形をしているので,花びらが10枚あるようにみえます。

[写真5]は両性花(雌花)です。
両性花は雄花序の基部に一つだけつきます。

白い放射状の花は,同じウリ科のカラスウリの花にすこし似ています。
ゴキヅルの属名Actinostemmaはギリシャ語で「放射状の冠」を意味し,花被片,がく片が細長く放射状に伸びることにちなむそうです。

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