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カワウ

2009年3月17日
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動物園南の疎水にいたカワウ。
ヤナギの木に4羽止まっていました。

この場所では冬にしかカワウの姿を見ません。
春になり繁殖期になると,琵琶湖へ帰るようです。

今の時期,すでに婚姻色が出ている個体も多いのですが,[写真1][写真2]の個体は婚姻色がでていません。
胸のあたりが白いので,まだ幼鳥なのかもしれません。

カワウは繁殖期になると,頭部と腿部に白い綿毛状の生殖羽が生え,足の付け根に大きな白斑が出ます。
また婚姻色として,嘴(くちばし)の付け根(通常は黄色)が黒くなり,眼の下が紅色になります。

[写真3]の個体は,頭部に白い生殖羽が生え,眼の下も紅くなりかけています。
[写真5]は,翌日に撮ったもの。頭部の生殖羽と足の付け根の白斑がよくわかります。

此処のカワウが戻って行く先の琵琶湖では,生息数が倍増しているそうです。

京都新聞(2008年11月11日)の記事。

 カワウの2大繁殖地の竹生島(長浜市)と伊崎半島(近江ハ幡市)で,今秋のカワウの生息数が前年に比べて倍増し,過去最多の約7万4000羽になったことが10日,滋賀県の調査で分かった。県が「効果が薄い」として銃器駆除を止めたのか要因とみられ,漁業や樹木の被害がさらに広がる恐れも出ている。
 生息数の内訳は,竹生島が約5万8000羽,伊崎半島か約1万6000羽といずれも前年の調査に比べ倍増した。
 県は2004年度から春秋2回,両地域の生息数調査を行っており,毎回計4万羽前後が続いている。繁殖前の今春調査では約3万7000羽だったが,繁殖後の今秋の調査では倍増した形となった。
 増加要因について,県は「銃器駆除を昨年から止めたことも背景にある」としている。
 県はカワウによる漁業被害を約20億円と見積もり,昨年度,2012年度までに県内で約4000羽にまで減らすなどの目標を盛り込んだ総合対策計画を策定した。しかし,財政難に加え「広城で活動する鳥のため効果が薄い」として,銃器駆除を中止していた。
 県目然環境保全課は「被害を考えると危機的な生息状況だ。銃器駆除の復活も含めて個体数調整の対策を検討したい」としている。

また,琵琶湖のカワウが移動する距離が伸びているという記事も載っていました。

京都新聞(2009年3月10日)の記事。

 全国最大規模のカワウ繁殖地の竹生島(長浜市)で巣立ちしたカワウが,九州地方にまで飛来していたことが滋賀県などの調査で分かった。移動距離は約584キロで,これまでに確認した約380キロ(直線距離)を大きく上回る。県は,全国各地で異常繁殖する恐れがあるとして,広域での抑制対策を訴えている
 竹生島で巣立ち前後の幼鳥に足環を付ける県と環境省の標識調査で昨年9月,2003年に巣立ったカワウが約584キロ離れた熊本県相良村で確認された。続けて同10月に約512キロ離れた宮崎県延岡市で見つかったカワウは,4カ月前に標識を取り付けたばかりだった。
 これまでの標識調査で,確認地点の西端は広島県の372キロ,東端は千葉県の380キロだった。昨年11月末までの集計で,竹生島で02年から標識を付けた523羽のうち51羽の足環を回収。半数近い23羽が200キロ以上移動しており,北海道と東北地方を除く24都府県に飛来したことを確認している。
 竹生島を飛び立ったカワウは,各地で定着し,繁殖しているとみられる。県自然環境保全課は「滋賀県で生息数が倍増したので,飛び立つカワウも増える。今後,全国規模で異常繁殖が広がる恐れがある」と指摘。「県だけでは効果が薄い。全国一斉に追い払いや捕獲などの対策をとるべき」として,国主導の抑制対策を訴えている。

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