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ツマキシロナミシャク

2009年6月8日
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塀にとまっていたツマキシロナミシャク。

シジミチョウほどの大きさで,触覚は細く,翅を閉じてとまり,翅裏面の模様もシジミチョウの仲間に似ています。

初めシジミチョウの仲間とばかり思っていたので,なかなか名前がわかりませんでした。
前に調べたことがあるキシタエダシャク(→2007年05月31日)[写真3]を思い出して,やっとガの仲間であることがわかりました。
キシタエダシャクは触覚がガ特有の櫛歯状をしているので,ガの仲間であることはすぐにわかりますが,ツマキシロナミシャクは触覚が細くてチョウと紛らわしいです。

[写真4]に,チョウとガの触覚の違いをまとめてみました。

・左は,蝶(ツマグロヒョウモン)です。
こん棒状といわれる,長細くて先が膨らんでいる形をしています。
・中は,蛾(ツマキシロナミシャク)です。
ひげ状といわれる,長細くて先が膨らんでいない形をしています。
・右は,蛾(ヤママユ)です。
くし状といわれる,櫛の歯に似た形をしています。

保育社『原色日本蛾類図鑑』(1991年)には,ツマキシロナミシャクについて次のように書いてありました。

開張32~ 39mm.低山では6~ 7月に多産する。分布:本州・四国。九州;朝鮮。北海道及びウスリー地方のものは,やや小型で,黒色の斑紋は小さく,特に後翅の亜外縁部にある紋列は4~ 6室のものが大体消えている。この亜種をwhitelyi Butlerといい,北海道では7~ 8月に各地で普通。この属では♂の触角に短い微毛を持ち,前翅の小室は1個。

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