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キンクロハジロ

2010年2月5日
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動物園南,疎水にかかる橋のたもとにキンクロハジロが死んでいました。
3年前の2007年1月3日にも,同じ場所にキンクロハジロが死んでいました。→2007年01月08日

不思議なことに,同じ場所に鳥の雛が落ちていた(?)ことも2回あります。
何の雛かは分からないのですが,まわりに巣があるような場所でないので奇妙です。
昨年の4月16日のものは死んでいましたが,4年前の雛は生きていました。→2006年06月05日

[写真1]はくちばしを裏から撮ったもの。
くちばしの縁にギザギザの歯のようなものが見えます。
これは板歯といわれるもので,板「歯」とついていますが生物学的な歯ではありません。
鳥には歯がないのです。
飛ぶために重い歯を退化させたといわれています。

平凡社『世界大百科事典』(2007年)には,「くちばし」について次のように書いてありました。

鳥の顎骨の構成は爬虫類のそれと基本的に同様だが,歯は完全に失っている.そのため食物に対して切断やそしゃくは行わず,つつくこと,ついばむこと,かみつくこと,くわえること,引っ張ること,吸うことなどに使われる.くちばしの外形は種子食,果実食,肉食,魚食,昆虫食,花蜜食などの食性に適応して,いくつかの型に分化している.

下くちばしの中央には舌がある.あご関節は,祖先にあたる爬虫類と同じく上の方形骨と下くちばしの関節骨の間にある.これらの骨格の外表面(後端の一部を除く)を覆う厚い角質は表皮の変形したもので,骨の表面に固く結合している.鳥のくちばしは鋭敏な触覚をもっていて,人の手のように多様な作業を器用にこなすことができる.

[写真5]は,くちばしを開けてみたところ。
こんなに長い舌を持っているとは,しりませんでした。

『山渓カラー名鑑 日本の野鳥』(1996年)には,キンクロハジロについて次のように書いてあります。

長い冠羽を垂らし,金色の目をした黒と白の海ガモ類。ユーラシア大陸の亜寒帯で広く繁殖し, 日本には主に冬鳥として多数が渡来する。北海道では少数が繁殖している。狩猟鳥。
生活 越冬地では湖沼,広い川,池などで生活し,ホシハジロと同じ場所で見られることが多く,市街地の公園にも渡来する。数羽から数十羽の群れで見られ,海に出ることは少ない。水中に潜って貝,小魚などの動物質の餌をよくとるが,水草などの植物質も食べる。岸辺や氷上に立って休むことも多い。繁殖地では水辺近くの草むらの地上に,草の葉や茎で皿形の巣を作る。自身の羽毛を敷いた上に6~12卵を産む。産卵期は5~ 6月,抱卵日数は23~ 25日位である。

見分け方 オスは全身黒く腹部だけが白い。メスは全身褐色で短い冠羽を持ち,目は金色,くちばしの基部に細い白色部が出ることがある。オス,メスともに飛ぶと,翼の広い白い翼帯が目立つ。

この個体は,腹部が白色なので雄ですね。[写真3]
[写真4]は頭部を拡大したもの。
死んでいるので少し気味が悪いですが,長い冠羽と金色の目がキンクロハジロの特徴です。

[写真6]は,泳いでいるキンクロハジロのつがい。
上がオス,下がメスです。

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