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カメノコテントウ

2010年3月24日
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子供が捕まえてきた大きなテントウムシ。
カメノコテントウです。
体長は12mmほど。[写真1]
オオテントウと並んで日本最大級のテントウムシです。

テントウムシは「天道虫」と書きます。
「天道」とは太陽のこと,太陽に向かうように,高いところに昇ることから名付けらています。
これは光に向かって進む走光性があるためのようです。
捕まえると,指でも鉛筆でもとにかく上へ上へと上って行き,先端まで来ると翅を広げて飛び立ちます。

カメノコウは「亀の甲」で,翅の斑紋が亀の甲羅に似ていることからきています。
一見大きな白い目のように見えるのは,前胸背板の斑紋です。[写真2]

敵に襲われると,[写真5]のように肢を縮めて死んだふりをしたり,[写真6]のように肢の関節から赤くて臭い液体を出します。

北隆館『日本昆虫図鑑』(1956年)には,カメノコテントウについて次のように書いてありました。(本文は旧字体)

大形で体長11-13mm。半球状。体は光沢のある黒色,前背板両側の斑紋は橙黄色,翅鞘の亀甲紋と腹部外縁は橙赤色。頭は小形,やや粗大の点刻が密にあり,淡褐色の短毛がはえている。複眼の前方は著しく突出して葉片状。前背板は幅広く,前縁は深くうがたれ,外縁は丸くて少し反りかえり,また縁どられ,後縁角も丸い。板面の点刻は頭よりも微小で弱い。両側の橙黄紋は普通外縁に狭い黒色部を残す。翅鞘は前背板と同じように点刻せられ,亀甲紋には多少個体的変化がある。外縁は少しく反りかえり,会合線と共に常に黒色に縁どられる。本邦・中国・シベリヤに分布する。5,6月ごろから現われ,幼虫はクルミハムシの幼虫等を捕食して有益。

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