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冬の満月はなぜ高く昇るのか

2011年2月1日
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1月20日に満月だった月も,日に日に欠けてゆき,26日には半分の下弦の月になってしまいました。[写真1]~[写真6]
月の出も一日ごとにおおよそ50分ずつ遅くなり,1月30日以降は朝方月を探しても見当たりません。

前回の「回転する月」に続いて,今回も月についての話です。
今回は,冬の満月はなぜ空高く昇るのかについて調べてみました。

結論からいうと,冬の満月が空高く天頂近くまで昇るのは,夏至の太陽が空の真上から照りつけるのと同じ原理でした。

冬の満月と地球の位置関係は,ちょうど夏の太陽と地球の位置関係と同じになります。
太陽と地球と満月の位置関係
地球の自転軸が公転の軌道面に対して23.5℃傾いているため,傾いている側に月がある場合,(京都のある)北緯35度の位置では天頂付近まで月が昇ります。

反対に夏の満月は,傾いている側と逆の位置に月があるため,昇りきってもあまり高く昇りません。
冬と夏の地球と満月の位置関係
春・秋の満月は,その中間の位置まで昇ります。
四季の満月の高度変化
「中秋の名月」といわれる秋の月は,あまり高くもなく低くもなく,ほどほどの高さに昇るので見やすかったのですね。

次の図は,京都における2010年の満月南中高度を図示したものです。
2010年の満月南中高度の変遷
やはり6月が一番低く,12月が一番高くなっています。

次回は,空高く昇るのは満月だけなのかについて

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