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ガガンボ

2011年6月14日
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カエデの根元に生えていたヤナギマツタケの写真を撮っている時,幹を大急ぎでのぼってくる虫がいました。[写真1]
細い翅の形や,長い肢,お尻を持ち上げている姿がシリアゲムシに似ています。
([写真3]はヤマトシリアゲムシ(雄)。体の色や翅の形,色が似ています。)

しかし,よく見ていると口の形が違います。[写真5]
シリアゲムシの特徴の,細長い口をしていません。

そして決定的な違いは,翅が2枚しかないことです。
後翅の代わりに平均棍がありました。[写真6]

昆虫は4枚の翅を持つのが基本ですが,後翅が退化し翅が2枚しかないものを双翅目といいます。
退化した後翅は,小さな棍棒状の「平均棍(へいきんこん)」になっています。
(平均棍の役割については,飛行中の体のバランスをとるのに役に立っているといわれています。)

双翅目のなかまにはハエ,アブ,カ,ガガンボなどがいます。
なんだか嫌われている虫ばかりですね。

双翅目であれば,この虫はガガンボです。
ガガンボというと,カのお爺さんのように,大きな体でゆったりゆったりと飛んでいるイメージしかありません。
肢は無用に長くて,すぐにとれてしまいます。
こんなに,肢をこちょこちょと動かし,木の幹を駆け回るとは意外です。

ガガンボ類は種類が多く,種名まではわかりませんが,図鑑を見ると,触覚がくし状になっていることや,体の色などからベッコウガガンボの仲間のようです。

Categories:ハエ・カ・アブ | Tags: