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クマバチ

2011年6月26日
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クマバチが,飛び立てずにもがいていました。[写真1][写真2]
翅に何かヤニのようなものがついて,上下の翅がくっついてしまっているようです。

持ち帰って,体をスキャンしてみました。
[写真3]が上面,[写真4]は下面。

ごわごわとした毛に覆われていて,名前の通りクマですね。
よく見ると,腹端に針が出ています。
ハチの針は産卵管が変化したものなので,針をもっているのは雌だけです。

針を持たない雄のハチは刺すことはありません。
といっても,アシナガバチやスズメバチの場合,ほとんどの個体は雌です。
女王バチを中心とした社会性を持つ,ミツバチやアシナガバチ,スズメバチのなかまでは働きバチはすべて雌です。
雄は交尾のためだけに少数生まれるにすぎません。
餌を求めてあたりを飛び回っている実働部隊はすべて雌なので,私たちが普段出会うアシナガバチ,スズメバチはすべて刺すハチです。

ところがクマバチは社会性を持たず,単独生活をしているので,雄と雌はお互いに相手を探し求めて交尾します。
クマバチの雄雌比率はわかりませんが,雄はかなりいるようです。
クマバチの雄は針をもたないので刺すことはありませんし,雌も積極的に刺してくることはありません。

いかつい体に大きな羽音,こわい感じがするクマバチですが,実は花の蜜を食べる,おとなしい草食系のハチなのです

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