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コムラサキ

2011年9月2日
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動物園の塀に,チョウが1頭とまり,風を必死にこらえていました。

ヒョウモンチョウの一種だろうと図鑑を調べましたが,なかなかわかりません。
タテハチョウのなかまには間違いないのですが……。

図鑑を1枚ずつめくっていると,ありました。
コムラサキの雌です。

コムラサキの雄は,名前のとおり翅に紫色の金属光沢がありますが,雌にはないのですね。

保育社『原色日本蝶類図鑑』(1976年)には,コムラサキについて,次のように書いてありました。

〈生態〉通常年3~4回。5月下旬から9月にかけて姿をみせる。北海道や高地・寒冷地では年1~2回,7~8月に出現する。
 成虫は河川にそったヤナギ類の多く生える樹林,都会地ではヤナギ類の多く植えられた公園・社寺の境内などに棲息する。飛翔は敏速で,梢上を滑るように飛ぶ。クヌギ・コナラ・ヤナギ類などの樹液や湿地・汚物などにも飛来するが,訪花することは少ない。
 越冬態は2~5齢幼虫で,黒褐色に変色した幼虫は食草の小枝の分岐部や樹皮のさけ目などに静止して冬を越す。

〈食草〉市街地ではシダレヤナギ・ウンリュウヤナギなど栽培種が食草となる。そのほか,コゴメヤナギ・オノエヤナギ・バッコヤナギなど多くのヤナギ科を食べる。
〈雌雄の区別〉♂の翅表は紫色に輝き,♀はこの紫色の幻色がない。

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