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マユタテアカネ

2011年10月18日
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ジュズダマの葉にマユタテアカネ(♂)がとまっていました。[写真1]

マユタテアカネの雄は,夏は体全体が黄褐色をしていますが,秋には赤色化し,いわゆる赤トンボとなります。
雌は,秋になっても,あまり赤くなりません。

『原色日本トンボ幼虫・成虫大図鑑』(1999年)には,マユタテアカネの体色について,次のように書いてありました。

体色は燈色の地に黒色の条斑がある。未熟なうちは♂♀であまり差がないが,成熟すると♂では顔面が白く,翅胸は褐色が濃くなって前面の黒色斑が不鮮明になり,腹部があざやかな赤色になる。♀では腹部背面が橙褐色になる程度で,両者は著しく異色となる。しかし♀には腹部背面の一部が♂のように赤化するもの(赤化型,赤色型)がある。♀の両者出現頻度は地域によって一定でないが,赤化型は概して東北日本に多い傾向がみられ,釧路湿原の塘路湖畔では約40%におよんだ。頭部は顔面が黄白色で太い額基条があり,前額に1対の黒い顕著な眉条斑がある。複眼は未熟なうちは上半部がやや灰色がかった赤褐色,下半部が黄褐色をしているが,成熟すると上半部が暗赤褐色,下半部が緑色をおびた淡褐色に輝く。

「♀には腹部背面の一部が♂のように赤化するもの(赤化型,赤色型)がある」そうですが,♂のように腹部全体が赤くなることはないようです。

そもそも,どうして赤トンボは赤くなるのでしょうね。
成熟した♂だけが赤くなるということは,性的に成熟したことをしらせる婚姻色のような気がします。
婚姻色だとしたら,一部赤化する♀がいるということは,何を意味しているのでしょうか。

[写真5]は,マユタテアカネの特徴である,頭部前面の眉条斑。
マユタテアカネの名前の由来として,前書には「眉を書きたてた茜色のトンボの意。顔面にある1対の黒色斑を人の眉毛に見立てて名づけられた。」とありました。

マユタテアカネについて書いている,過去の記事
・マユタテアカネの♀→2011年08月23日
・マユタテアカネの♀→2009年07月24日
・マユタテアカネの♀→2007年08月16日
・マユタテアカネの♂→2006年08月22日

Categories:トンボ | Tags: