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オトシブミの揺籃作り[連続写真]

2012年3月17日

2003年5月4日にオトシブミがコナラの若葉で揺籃(落とし文)を作ったときの様子です。
(サイトリニューアルにより,元の記事が欠落したため,再度アップします。)

[写真1]コナラの若葉をヒメクロオトシブミ(雌)が,切っているところを見つけました。 葉の根元に近い部分を噛んで切っています。
[写真2]主脈をわずかに残し噛み切ると,葉の裏側に回り,葉の周囲に沿って,噛み傷をつけながら歩いています。
[写真3]垂れ下がった葉の様子
裏側では,ヒメクロオトシブミが葉を柔らかくするため,何度も行ったりきたりして葉を噛んでいます。
[写真4]主脈を細かく輪切りにするように噛みながら,上へ上ってゆきます。
[写真5]主脈にまたがり,6本の足で葉を折り合わせながら,下へ降りてゆきます。
近くに雄がやってきました。
[写真6]近づいてきた雄が交尾を始めました。こういうことはよくあるそうです。ゆりかご作りに入る前に既に交尾を済ませていると思うのですが。
[写真7]雌は迷惑そうに逃げているように見えます。
[写真8]雄を背負ったまま,葉を折り合わせる作業を黙々と続けています。
[写真9]いよいよ先端から巻き始めました。
[写真13]雌がジットしていたので,産卵しているのかと思っていましたが,産卵は中心部に穴を開けてするそうなので,このとき産卵したのではないようです。
[写真14]ようやく雄が離れました。
[写真16]どこかの時点で巻いた部分に穴を開けて卵を産み付けているはずですが,このとき既に観察を始めて1時間30分経っており,疲れて見逃しています。
[写真18]雄は近くにいるのですが,手伝うことはしません。雌だけで作り上げてゆきます。
[写真19]最後に残っている部分を引き寄せながら巻いてゆくと,自然に葉の表側が覆いかぶさる形になりほどけなくなります。
[写真20]出来上がりました。
完成までに2時間ほどかかっています。
[写真21]ゆりかごを繋ぎとめている主脈を噛み切ります。
[写真22]また雄が上に乗りました。
[写真23]切り落とされたゆりかご。
[写真24]解いてみると,なかに黄色い卵が1個入っていました。

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