南禅寺山門の前に,ヒノキの丸太が横たえてありました。[写真4]
長さ約20m,頂部だけ枝と皮が残されています。
切り口の年輪を数えてみると,樹齢50年ほどでした。[写真5]

頂部の枝には実がついています。[写真6]
高いヒノキのてっぺんがどうなっているのか見たことはありませんでしたが,高く伸びた梢の先には実がたくさんついていて,翼のある種を風に飛ばしていたのですね。

翌日見ると,丸太は山門前の左右に立てられていました。
基部を埋め込んだ穴には,砂利ではなく,たくさんの丸太がぎっしりと詰め込まれています。[写真3]

さらに翌日には,基部の穴はきれいに整地され,丸太には仏旗が掲げられていました。[写真1][写真2]

南禅寺は4月1日から11日まで,「創建開山南院国師七百年大遠諱法要」を行うそうです。
「遠諱」は「おんき」と読み,50年毎に行われる大法要のことです。
「南禅寺を創建開山した南院国師の700回忌の法要」を行うということのようです。