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エビフライ

2012年8月19日

アカマツの樹下に,通称エビフライと呼ばれる,リスの食痕が散らばっていました。[写真1]
ニホンリスがマツの球果の中にある種子を取り出した痕です。
バラバラになった鱗片も,たくさん落ちていました。[写真2]

散らばっている鱗片を見ると,表面はまだ緑色です。
今の時季,マツの球果に種子はできているのでしょうか。

枝についている球果を見ると緑色で,果鱗は固く閉じています。
[写真3]の右側が枝についていた球果。
外見からは種子がどのくらい成熟しているのかわかりません。

縦に切って,中を見てみました。[写真4]
果鱗と果鱗の間に,楕円球形をした種子が見えます。

果鱗をはがしてみると,果鱗と果鱗の間に,翼を持った種子が2個セットになって張り付いています。[写真5]
水分を含んだ翼は,薄くて柔らかく,すぐに破れてしまいます。
片翼のついた種子の形はできていますが,まだまだ未成熟なようです。[写真6]

これから球果はしだいに木質化し,茶色くなってゆきます。
種子が成熟するにつれて,果鱗がひらいてゆき,翼のある種子が放出されることになります。

今までもエビフライは見るものの,リスの姿を見かけたことがありません。
おもに朝夕に行動するそうなので,朝方に出会ってもよさそうなのですが。
一度,エビフライを作る様子を見てみたいものです。

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