大きなミミズがいると思ったら,ヘビでした。[写真1]
細長い体に,小さな頭,首の白いライン。ヒバカリです。

ヒバカリは,大変おとなしいヘビとして有名です。
写真を撮っている間も,身動き一つしません。
大きさの比較のために,そばに物差しを置くと,さすがにビクッと少し体を縮めました。[写真6]
一緒に写っている物差しから推測すると,体長は約40cm。
ヒバカリの体長は40~60cmとされているので,この個体は小さい方のようです。

『山渓ハンディ図鑑10 日本のカメ・トカゲ・ヘビ』(2007年)によると,ヒバカリの「すみか」について次のように書いてありました。

田んぼや湿地,池,小川などの水辺や,森林や草地に多くみられる。学校の中庭など人工的な環境にもよくすみ着いている。泳ぎはうまい。
日中や夜中は隠れていて,朝や夕方,あるいは曇天の日などに活動する。冬期は冬眠する。

発見場所は町内の路上で,すぐ傍に小さな川があります。
この川では,5月にタゴガエルの鳴き声が聞こえていました。(→タゴガエル
タゴガエルが産卵しているならば,今の時期,そろそろ変態して上陸する頃です。
ヒバカリは,上陸してくるタゴガエルを狙っているのかもしれません。

2年前のヒバカリの記事→2011年8月2日