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ミカドジガバチ

2014年7月27日

窓の下にハチが死んでいました。
スズメバチのような危険な感じはしないのですが,けっこう大きなハチです。
腰の部分が細長く柄のようにくびれ,腹部に赤い帯をまいています。
ジガバチのなかまですね。

ジガバチのなかまは,ガの幼虫を狩ることで有名です。
といっても自分の食料とするためではなく,毒針で麻酔をして動けなくしてから,卵を産みつけ巣に閉じ込めるのです。
孵化した幼虫は,巣の中のガの幼虫を餌として育ちます。
成虫は花の蜜を食料としているそうです。

ジガバチの♀は体長約23mm。
この個体の体長が約30mmなので,ジガバチより一回り大きなミカドジガバチだろうと思います。

北隆館『新訂原色昆虫大図鑑3』(2008年)には,ミカドジガバチについて次のように書いてありました。

雌は体長26mm内外。体は黒色。腹部第1背板両側および後縁。第2腹背板,後脚腿節基部は赤色。中胸側板上に銀白色の顕著な毛斑がある。点刻は不規則で粗布し,中胸背板中央部後方には斜走する皺を,前伸腹節基部の三角状部には斜走皺を多数に有する。頭楯前縁は幅広く截断され両側は小突起となる。腹部第2節は比較的に短大。雄では腹部第3・4両節も赤色部。顔面下半部および頭楯上には黄銀色毛を密生し,頭楯は下方に向って三角形状に突出し,その先端は鋭く尖る。

樹上の空洞などに小石や木片を運んで営巣する点が全く他のジガパチと違う。

・雌は体長26mm内外
体長は約30mm。[写真1]
・体は黒色。腹部第1背板両側および後縁。第2腹背板,後脚腿節基部は赤色
[写真2]
・中胸側板上に銀白色の顕著な毛斑がある
[写真6]
・点刻は不規則で粗布し,中胸背板中央部後方には斜走する皺を,前伸腹節基部の三角状部には斜走皺を多数に有する
[写真3][写真4]
・頭楯前縁は幅広く截断され両側は小突起となる
[写真5]
・腹部第2節は比較的に短大。雄では腹部第3・4両節も赤色部
[写真2][写真4]
腹部第3・4両節は赤くなっていないので,この個体は♀です。
・顔面下半部および頭楯上には黄銀色毛を密生
[写真5]
・頭楯は下方に向って三角形状に突出し,その先端は鋭く尖る
[写真5]

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