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セミを食べるサワガニ

2014年7月28日

水路岸で,サワガニが何かを食べていました。
羽化したてのトンボかなと思ってよく見ると,アブラゼミでした。
こんな場所で,どうやってセミを捕まえたのでしょう。

それにしても食べ方が,肉食獣を思わせる獰猛さです。
両のハサミで体を引き裂くようにして食べています。
露出した肉が生々しいですね。
下の方から別のサワガニが,血の臭いをかぎつけたハイエナのごとくすり寄ってくると,ハサミを振り回して追い払っていました。

マスコット的な愛らしいイメージがあるサワガニの,ブラックな一面を見た思いがします。
といっても,それは人間側のかってな思い込みなのですが。
サワガニは雑食性なので,水草ばかりでなく魚や昆虫なども食べます。

生物研究社『エビ・カニ・ザリガニ―淡水甲殻類の保全と生物学』(2011年)には,サワガニの生態について次のように書いてありました。

上流域の清流,沢などに普通にみられ,おもに夜行性で,昼間は石や磯などの物陰に潜み,夜間出てきて活発に餌を食べる。湿り気があれば陸上にも出てくることができ,小雨の時には水辺からかなり離れた陸上部でも歩き回る個体をみることができる。冬期,水温が低い時期には,水中ではあまりみられず,水辺から少し離れた湿った岩の下などに穴を掘って冬眠する。雑食性で付着藻類,水草,水生昆虫,ミミズ,魚や人間の捨てた残飯も食べる。

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