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ヤママユ終齢幼虫

2014年7月29日

道の真ん中を,大きなイモムシが歩いていました。
とにかく大きいです。
体長は約8cm。
今まで見かけたイモムシの中で最大級です。

これは図鑑で見覚えのあるヤママユの幼虫に違いありません。
少し興奮してきました。
ガの幼虫というと引いてしまう方ですが,「緑のダイヤモンド」と言われる高級な絹糸を生み出すヤママユの幼虫というだけで,気持ち悪さより,ありがたみの方が勝ってしまいます。

しげしげと見ると,透き通ったような,きれいな緑色をしています。
[写真8]の横から見た姿は,エリック・カールの「はらぺこあおむし」そっくりですね。
そう思うと愛らしい感じもします。

一見トンボの複眼のような,大きな眼があるように見えるのですが,実際の眼は,頭部の下の方にある小さな単眼(6対)です。[写真7]
この眼でどれほどの視野があるのか疑問です。

学研『日本産幼虫図鑑』(2005年)には,ヤママユの幼虫について次のように書いてありました。

特徴:幼虫の体色は緑色で,側面に黄色の帯があり,最後脚にかけて褐色斑がある。この紋様はちょうど食草の主脈のようにみえる。老熟した幼虫は,6月下旬に食樹の葉を綴りあわせて繭を作り,その中で蛹化する。繭は黄緑色で,表面に白粉がついている。 8~9月上旬に羽化した成虫は,食樹の幹に卵をかためて産みつける。卵で越冬する。繭から絹糸をとるために飼育されている。
食物:ブナ科(クヌギ,コナラ,カシ,クリ),バラ科(リンゴ)の葉。

黄色い気門上線が尾部で褐色斑につながるのが,特徴のようです。

Categories:卵・幼虫・蛹 | Tags: