10月8日の皆既月食は,全国的に天候もよく,食のはじめから終りまできれいに観察できたようです。
自宅の周りでは,木が邪魔をして低い位置の月は見えません。
食のはじめの方は,三条通りまで下りて観察しました。

国立天文台のサイトによると,「部分食の始め」は18時14.5分,「皆既食の始め」は19時24.6分,「皆既食の終わり」は20時24.5分,「部分食の終わり」は21時34.7分でした。

月食とは,宇宙空間にできた地球の影を,月が横切る現象です。
丸い形をした地球は,当然ながら影も丸い形をしています。
時間経過順に食の写真を並べてみると,確かに地球の影が丸くなっていることがわかります。[写真2]

月食については,前回の皆既月食(2011年12月10日)の際に,詳しく書いています。(→2011年12月15日

ネットを調べていて知ったのですが,今回の皆既月食では,天王星も同時に観察できたそうです。
皆既食の状態の月の横,月の直径の1~2倍離れた位置に,天王星が見えたのだとか。
ひょっとして写りこんでいないかと写真を点検してみると,それらしき白い点が写っています。[写真6]
でもこれが本当に天王星なのか自信ありません。
かなり暗い星だそうなので,こんなにはっきり写っているものなのかどうか。
レンズについた埃かもしれません。