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シジュウカラの巣

2015年2月9日

ベランダの巣箱の掃除をしました。
昨春のシジュウカラの巣が残ったままになっていて,気になっていたのです。(→2014/5/28
すこし寒くなってから片付けようと思ったまま,いつの間にか立春も過ぎ,今の時期になってしまいました。

シジュウカラは,古い巣が残っている巣箱には,新しい巣を作らないようです。
以前に,親切心で古巣を残したままにしておいたら,10数年間,巣を作りませんでした。(→2008/6/3

でも大阪市立自然史博物館の鳥の巣を解説したページには,シジュウカラは古巣をよく利用すると書いてありました。

古巣の利用
巣をつくるコストを減らす方法の一つは、古巣利用です。泥で巣をつくるツバメ類やヒメアマツバメのように巣づくりにコストのかかる種、シジュウカラなど自分で巣穴を掘れない二次樹洞営巣種などでは、よく古巣が利用されます。こういった種では、使っている巣を乗っ取るという行動まで見られます。粗雑な巣しかつくらないのに、キジバトやサギ類もよく古巣を利用します。しかし、多くのスズメ目の鳥類は、たとえ複雑で手間のかかる巣をつくっても古巣を利用しません。
古巣利用には巣づくりのコストを減らすという利点がある一方で、寄生虫の存在、過去に捕食者に襲われた巣は再び襲われる可能性が高いといったコストがあります。多くの鳥が古巣を利用しないのは、こうしたコストが関係しているのでしょう。

5年前に,シジュウカラが2回続けて巣作りしたことがあります。(→2010/5/19
前のつがいの雛が巣立ちしてからすぐに,次のつがいがコケや毛を運び入れはじめ,4日後には産卵を開始しました。
コケを積み上げた土台の部分は再利用して,産座の部分だけを新調したようです。

シジュウカラも古巣を再利用することがあるのかと驚きましたが,しかし,その後生まれたヒナは,孵化後1週間で8羽全部が死んでしまいました。(→2010/6/20
古巣の利用には色々なリスクがあるようです。

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