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シマヘビ幼体

2016年10月18日

地面に小さなヘビがいました。[写真1]
じっと動かないので,朝冷えで,体が動かないのかなと思っていました。
刺激しないように,ゆっくりとカメラを近づけて,何枚か写真を撮りました。

しかし,あまりにもおとなしくて動かないので,よく見ると体の中央付近の地面に血がついています。
死んでから間がないようで,体がまだ柔らかいです。
裏返して,腹面も撮影しました。[写真5]
体を伸ばして測ると,体長は約25cm。[写真6]

本州に生息するヘビは,アオダイショウ,シマヘビ,ジムグリ,シロマダラ,ヤマカガシ,ヒバカリ,タカチホヘビ,ニホンマムシの8種類だけです。
その中で,比較的体が小さいのは,タカチホヘビ,ヒバカリ,シロマダラです。
タカチホヘビ→2012年10月16日
ヒバカリ→2013年7月10日
シロマダラ→2015年9月20日
それでも,成体で体長25cmということはないので,幼体のようです。

ヘビの成体と幼体は色彩が異なることが多いのですが,特にアオダイショウとシマヘビの幼体は斑紋が変化に富んでいます。
ネットの画像検索で,似た模様を探してみました。
ありました,これはシマヘビの幼体です。
成体は縦縞ですが,幼体は横縞なのですね。
とても同じ種類には見えません。

平凡社『日本動物大百科』(1996年)には,シマヘビについて次のように書いてありました。

 縦条があるからシマヘビだとすれば,シマヘビの幼蛇はシマヘビではない。帯蛇か横縞蛇とでも呼べよう。成体とは基色も異なって赤っぽく,うなじに三味線の「ばち」のような形の斑紋と,背面のとりわけ前方に,あずき色の細い横帯がある。この横帯は4列の暗赤色の点と,それを結ぶ暗赤色の線とで構成されている。成長につれて,この点が黒ずみ,前後につらなってH字形ないしはしご形になり,ついには4本の縦条となる。同時に基色も薄らぎ,灰色からわら(藁)色になっていく。横のものを縦に置くようになれば大人だ。

[写真12]は,シマヘビの成体です。
はっきりとした縦縞があります。

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