ジョロウグモ

ジョロウグモの脱皮殻が網にくっついていました。そばにメスがいますがまだ成体ではありません。網の端の方に小さなオスがいます。ジョロウグモは卵で越冬し,5月頃孵化します。雄は7回脱皮して8月頃に成体となり,雌は8回脱皮して9~11月頃に成体となります。…続きを読む

アシナガグモ

水路沿いの草間で,足の長い細いクモが網にかかった獲物をぐるぐる巻きにしていました。アシナガグモです。網が揺れると,肢を伸ばして揃えできるだけ細くなろうとしていました。…続きを読む

マユタテアカネ

塀にトンボがとまっていました。腹部が赤い小型のトンボです。胸部の模様がはっきり見えないのですが,マユタテアカネの雄だと思います。…続きを読む

トレニア

草むらに見慣れない花が咲いていました。調べてみると園芸種のトレニアです。ネットによるとたまに逸出していることもあるようです。でもどうやってここまでたどり着いたのか考えると不思議です。…続きを読む

アンテナを出したチチアワタケ

チチアワタケの傘からアンテナのように2本の松葉が出ていました。どうなっているのだろうと切断してみると,松葉の先がほんの数ミリだけ刺さっているだけでした。樹上から松葉が舞い落ち,たまたまキノコの傘に突き刺さったようです。…続きを読む

羽化直後のテントウムシ

ハギの葉の上に何かつるっとした丸いものが付いていました。よく見ると羽化したばかりのテントウムシです。脱皮殻の上に乗っています。前翅全体が薄いオレンジ色で星模様はありません。薄い後翅が出たままになっています。…続きを読む

ミヤギノハギ(だと思う)

ミヤギノハギなのかヤマハギなのか分からなくなってしまいました。このハギは植栽されたものであり,枝も長く垂れ下がっているのでミヤギノハギだろうと思っていました。しかし『牧野新日本植物図鑑』(1961年)によるとミヤギノハギの萼は「深く5裂し,裂片は皮針形で先端はとがる」とあります。この花の萼は4裂です。…続きを読む

ボーとしているアオサギ

背の高い草に隠れるようにアオサギが佇んでいました。水面を見つめるではなく,ボーとしているように見えます。しばしの休憩というところでしょうか。…続きを読む

ムクノキの実

ムクノキの実が落ちていました。見上げると確かにムクノキです。ムクノキは大きな木なので普段下を通っている時には気づかないのですが,実が落ちる季節になると上を見上げることになります。…続きを読む

イチョウの実

駐車場にイチョウの実がたくさん落ちていました。

イチョウは裸子植物なので,この実は果実ではなく種子です。生物で習ったように,裸子植物は種子のもとである胚珠が心皮に包まれないで裸出しているため「裸子」植物と言われています。胚珠全体が大きくなって種子となります。…続きを読む

クヌギの青いドングリ

クヌギの枝についているドングリ(堅果)が大きくなっていました。クヌギのドングリは2年型で,次の年の秋に熟します。殻斗もドングリもまだ緑色ですが,しだいに茶色くなり殻斗も反り返ります。…続きを読む

エノコログサ

歩道の車止めがエノコログサの花穂で覆われていました。石柱とレンガブロックのほんの少しのすき間に種が定着したのですね。エノコログサにはアキノエノコログサというものもあります。アキノエノコログサの花序は大きい分,先が垂れ下がっています。エノコログサの花序は直立気味です。…続きを読む

アセビの蕾

アセビに今にも開花しそうなたくさんの蕾がついていました。赤く色づいているものもあります。しかし開花は来年の2月くらいです。切ってみると中の大部分は空洞で,底の方に小さな花弁のようなものがありました。…続きを読む

ナキリスゲ

ナキリスゲに花が咲いていました。花穂の上部に雄花が,下部に雌花がついています。スゲ属の花には花被がなく,雌花は果胞とよばれる小さな袋の中に1個ずつつきます。…続きを読む

アカバナマンサクの果実

アカバナマンサクに小さな実ができていました。短い毛に覆われ無骨な感じがします。アカバナマンサクはマルバマンサクの1品種とされています。『牧野新日本植物図鑑』(1961年)にはマルバマンサクについて次のように書いてありました。…続きを読む

落ちていたカリンの実

カリンの実が落ちていました。鼻を近づけても何の匂いもしません。まだ熟していないようです。漢字で花梨とも書きますが,半分に切った断面は確かにナシの実に似ています。…続きを読む

アシナガバチの巣

●道に小さなハチの巣が落ちていました。巣房の数は24個。造巣途中のような大きさですが,巣房には幼虫はおらず全部空になっています。シャワーヘッドのような形はアシナガバチの巣です。…続きを読む

アカメガシワの果穂

●アカメガシワの木の下に成熟した果穂がいくつも落ちていました。黄色くなった葉も落ちています。実ははじけて黒い種が飛び出しています。樹上で鳥を待つのではなく,地面に散らばった実を食べてもらう作戦でしょうか。…続きを読む

カゼクサ

●群生したカゼクサに花穂が伸びふわふわして,カスミソウが揺れているようでした。風草とは風情のある名前ですね。名前のとおり秋の風が似合います。…続きを読む

ササガヤ

●水の流れの中にまるで配置されたようなこんもりとした茂みがありました。柔らかな緑色のササのような葉をしています。調べてみるとササではなくイネ科のササガヤでした。ちょうど花期で花穂がでています。 …続きを読む

ハギとキチョウ

●ハギの周りをキチョウがゆらゆらと飛び回っていました。産卵場所を探しているのか,交尾相手を探しているのか。キチョウはハギやネムノキなどマメ科の植物に産卵します。しかしアレチヌスビトハギなど外来種のマメ科植物に産卵しているのは見たことがありません。除草されることが分かっているのでしょうか。…続きを読む

ニホンカナヘビ

●地面で何かが動きました。しばらく見ているとまた細長いものがすばやく動いてとまりました。ニホンカナヘビです。でもこんなに細かったでしょうか。別の種類かと思って調べたのですが,やはりニホンカナヘビのようです。ニホンカナヘビとニホントカゲはよく混同されます。体に光沢のある方がニホントカゲ。…続きを読む

チチアワタケ

●地面からキノコが重なり合うように出ていました。傘の表面にはぬめりがあります。チチアワタケかヌメリイグチかどちらでしょうか。この場所にはヌメリイグチもよく出るので迷うところですが,つばがないことからチチアワタケとしました。どちらも食用になります。…続きを読む