フユイチゴの実が赤く熟しています。花は夏に咲きますが,実が熟すのは晩秋から冬です。冬に実がなるのでフユイチゴ。食べると,かなり酸っぱい。こういう甘酸っぱさはジャムに向いています。
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森の中で,その辺りだけが妙に明るい場所がありました。どうしたのかなと思ったら,大きなシイの木が倒れ,周りの木も巻き添えで一緒になぎ倒されていました。ぽっかりと明るい空間ができています。途中から折れたのではなく,根こそぎ倒れています。根を見ると,情けないほど浅くしか張っていません。東山の表土は薄く,見かけほどは豊かな山ではないようです。
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朝,空の真上に月が残っていました。下弦の月です。下弦というのは,月の形を弓に見立て,その弦が下を向いているので名づけられています。でもこの月の弦は横を向いています。実は下弦の月の弦が下を向くのは,月が沈む時だけです。下弦の月が昇るときには,弦は上を向いています。
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マツの幹にヒメヤママユがとまっていました。指でつつくと羽をゆすって威嚇するそうですが,まだ蛾を指で触る境地には至っていません。じっとしててくれるよう祈りながら写真を撮りました。ヤママユより少し小型です。
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モミジバフウの落ち葉。岡崎で リースに使うためモミジバフウの実を探したのですが,1個しか落ちていませんでした。いつも今時分にはたくさん落ちているのですが,今年は見当たりません。清掃されたためだろうと,宝ヶ池公園で探したのですが,そこでも落ちていませんでした。これも台風の影響でしょうか。
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セグロセキレイは本州では留鳥だそうですが,冬に見かけることが多いような気がします。この写真は動物園南の疎水。町内の道路でもよく見かけます。日本特産種。世界中で日本にしか生息しません。
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シイの実。東山は明治時代に国有林になったために人の手が入らなくなり,アカマツが減りシイが増えはじめました。東山のもともとの植生配置はシイ・カシ林の照葉樹林帯なので,元の姿に戻りつつあるといえます。
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カブトムシの幼虫。カブトムシもクワガタも幼虫の餌となるところに卵を産み,卵からかえった幼虫はまわりにある餌を食べて育ちます。カブトムシは腐葉土の中,クワガタは朽ち木の中に卵を産みます。しかしカブトムシはぼろぼろに腐った木の中にも卵を産む事があります。以前,家の前にある倒木を輪切りにしたところ,中からカブトムシの蛹が次々と出てきました。
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空中に浮かんだように見える葉っぱを見ることがあります。小枝のこともあります。それがクモの糸にぶら下がったものだということは分かるのですが,なぜクモはそんなことをするのでしょうか。これから網を張るための下準備?。これで垂直線を出しているのだとするとすごい能力ですが,それも考えにくいことです。糸を振って遠くに糸を渡すのであれば,葉っぱではなくクモ自身がぶら下がるでしょうし。何のためでしょう?
ご近所のギンナン。目立たないところにあって誰もとらないので,毎年臭いにおいがあたりに漂っています。ギンナンには,ビタミンB6の作用を妨げる成分が含まれており,子供が食べると解毒力が弱いために中毒を起こすことがあります。紙袋に入れて,電子レンジではじけるまで加熱すると,簡単に食べることができます。
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ウルシの葉がきれいに色づいています。(紅葉の仕組み) 落葉の準備として,茎と葉の間が遮断されると,葉っぱの水分が蒸発するにつれ葉内の糖分の濃度が上昇します。そこに太陽の光が当たると,糖とたんぱく質が結合し赤い色素(アントシアニン)が生成されます。その時,逆に葉緑素は破壊されていくので,緑色が薄れ,赤い色が目立ってゆきます。
今朝は濃い霧が出ていました。 霧は,気温が下がったために空気中の水蒸気が過飽和となり,余分な水分が水滴となるために発生します。水滴が空中にとどまっている状態では霧ですが,水滴が成長し空中にとどまれなくなって落下すると雨となります。
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ジョロウグモの姿を見かけなくなりました。かわりによく見かけるのが,このクモの巣です。草のつるを巻き込んで籠のような巣をつくっています。なかなか味のある造形です。 クモの姿は,どこに隠れているのか見えません。これはコクサグモ?
朝,目覚めると窓の外でぽとりぽとりと,しずくが落ちる音がします。雨かなと,布団の中でしばらく耳を澄ませていましが,それは雨ではなく朝露の落ちる音でした。朝露は,夜間晴れて冷え込んだ時にできます。気温が急に下がると,空気中の水蒸気が小さな水滴に変わって露になります。外に出ると,雲ひとつない青空が広がる快晴でした。朝露が多い日は,晴れることが多いのです。
朝,南禅寺の境内にテレビの中継車が入っていました。南禅寺の紅葉もようやく見ごろといったところですが,色づきの美しさはもう一つです。テレビではどう映っていたのでしょうか。年々京都の紅葉も色づきが悪くなっているような気がします。
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アオツヅラフジの実。ブルーベリーみたいでおいしそうです。食べることができるそうですが,試していないのでどんな味かわかりません。今度試してみたいと思います。根や実は漢方薬として使われます。根茎を乾燥したものを木防己(もくぼうい)といい,強い鎮痛作用があるそうです。
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庭園に散った紅葉と対照的な,緑が鮮やかなスギゴケです。名前のとおりスギの芽生えによく似ています。苔というとジメジメした薄暗いところに生えるイメージがありますが,このスギゴケは日当たりのよいところを好みます。コケ庭に植栽されるのはウマスギゴケが多く,背が高くなるのが特徴だそうなので,これもウマスギゴケだと思います。
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アオツヅラフジの実を食べてみました。黒い皮をむいた中味はブドウに似ています。食べると,あまり甘みはありませんが,渋いとか,苦いとか,酸っぱいとか,そういう嫌な味ではありません。でも漢方薬にも使われているものなので,あまり食べ過ぎすぎるのはよくないかもしれません。実を漢方薬として使うときは,通常乾燥させて使うそうですが,「生の果実なら、1回につき5個のしぼり汁を、そのまま飲んでも効果がある」そうなので,大量に摂取したらどうなるのか,すこし怖いです。
この写真はアオツヅラフジの種です。丸まった虫に見えます。これは虫に擬態することにより鳥に食べさせ,結果として種の散布範囲を拡げようとする戦略だそうです。
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散歩道にアオサギが2羽並んでいました。1羽は近づくと逃げたのですが,もう1羽は傍を通り過ぎても逃げませんでした。その1羽をしばらく見ていたのですが,口から何かを吐き出すところを目撃しました。それがペリットと言われているのものなのでしょうか。残念なことに,カメラを構えていなかったので撮り損なってしまいました。
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美術館の避雷針にとまるハシブトガラスと朝空に残っていた月。少し欠け始めていますが,大きな月です。今月の満月は27日午前5時でした。数日前,仕事の帰り道に丸い月が出ていたので,ああ満月だなと思っていたら,もうかなり欠けています。思えば満月と言うのは一瞬のことなのですね。