サネカズラの雌花。雄花か雌花か確かめよう触れると,花びらがポロリととれてしまいました。雌しべが球状に集まっています。雌雄異株のものと雌雄同株のものがありますが,この株には雌花しかないようです。
コスカシバ。ハチに似ていますが,ガの仲間です。羽に鱗粉がなく透明なので,「透かし羽」といいます。 幼虫はサクラ,ウメ,リンゴなどバラ科の樹木の害虫として有名です。
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ジュズダマの花。ジュズダマの変種がハトムギです。ハトムギを実際に見たことはありませんが,写真で見るとジュズダマにそっくりです。ハトムギの実は,ジュズダマのように表面の苞が硬くなく,薄くて割れやすいので,比較的容易に殻をむくことができるそうです。
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ゲンノショウコの花。全草を乾燥させ煎じたものは,下痢止めの妙薬として,昔から有名です。
花には紅色と白色があり,西日本には紅色が多く,東日本には白色が多いそうです。
写真奥の方に,キャンドルのような形をしているものが実です。
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ダイミョウセセリ。羽を広げてとまります。西日本型には,後ろ羽に太い白帯があります。東日本型には白帯がありません。結構速く飛びます。耳元をかすめて飛んだ時,ビュンと音がしました。
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センニンソウの花。果実についた白い毛を仙人の髭にたとえて,仙人草の名がついています。葉,茎には, 有毒成分(ポロトアネモニン)が含まれ,汁液が皮膚に触れると引赤,発疱して水腫ができます。
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ヒヨドリジョウゴの花。バトミントンの羽のようです。花びらは後ろに反り返り,くっついて束になった5本の雄しべの中央から,1本の雌しべが突き出しています。実は赤い液果です。有毒植物。
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ジョロウグモ。左が雌,右が雄です。雄は既に成体で,雌の網に居座り,交配の機会を伺っています。今の時分,雌はまだ成体ではなく,これから脱皮して成体となります。
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セスジイトトンボ? 動物園南の疎水。青くて,小さくて,か細いトンボです。図鑑を見ても,モノサシイトトンボとの違いが分かりません。生息環境から言ったら,セスジイトトンボかなと思うのですが。
ハナビラタケ。マツの切り株に発生していました。 食用になります。水で洗っていると,ひだの中に砂がたくさん入っています。ひだが入り組んでいるので,砂を完全に取り除くことができません。雨が降ると,飛び散った砂が,ひだの奥深くに入ります。以前に食べたときにも,口の中で砂がジャリとしたことがありました。ハナビラタケは,発生した後,雨が降るまでに採取した方がいいのではないかと思います。
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やっといました。アケビコノハの幼虫です。危険を感じると,独特のポーズをとります。アケビコノハは,名前のとおりアケビの葉を食草にするガで,成虫の羽は枯葉にそっくりです。今まで,幼虫がいないかと,アケビの木を時々見回っていたのですが,今日久しぶりに見に行ったらたくさんいました。1頭持って帰ろうと思ったのですが,大きな幼虫がたくさんくっついていて,すこしビビッてしまいました。心の準備をして,もう一度行こうと思います。
今の時期,ヤマボウシの実は赤く熟しているはずなのですが,美術館前のヤマボウシはこんな状態です。何個かは熟しているものがあるのですが,他の実はどうして熟さないのでしょうか。
アケビコノハが蛹になりました。繭を作るのかと思っていましたが,葉を綴り合せるだけで,体の周りを糸で包むことはしません。中を見てみようと,少し葉をはいでいると,ビクンビクンと動きました。まだ前蛹の段階のようです
ハギの葉が2枚重なって,縁が糸で綴じられたようになっていました。はがしてみると,中には2頭の幼虫がいました。ハギ類を食草にしている幼虫にはキチョウがいますが,これはキチョウの幼虫ではないようです。育てて確認したいと思います。
昨日の夜は強い雨が降っていました。朝には雨は上がっていましたが,霧が立ち込めていました。
塀の基部に何かがくっついているものがあります。よく見るとカブトムシでした。体が濡れているところをみると,この体勢で雨をしのいでいたようです。指で突っつくと動いたので生きています。でも,もう夏も終わり。カブトムシの成虫はもうすぐ姿を消します。
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ゲンノショウコの実がはじけた後の姿です。この形からミコシグサ(神輿草)の別名があります。学名のGeranium(ゲラニウム)は,ギリシャ語の 「geranos(鶴)」が語源とか。これも実の形に由来します。
ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ(雄)。アサギマダラは,春は北へ,秋には南へと日本列島を行き来することが知られています。雄は「吸蜜植物からピロリヂディンアルカロイドを摂取しないと成熟できず,ヒヨドリバナ属などの花に強く誘引される」そうです。
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ミョウガの葉を食べるクロセセリの幼虫。筒状になった巣から,頭を少しだけ出して葉を食べています。すごく警戒心が強くて,少しでも気配を感じると頭を引っ込めて,巣の中に隠れてしまいます。鳥などから身を隠す方法としては,鳥の糞などに擬態するより,こちらの方がずっと賢いやり方だと思うのですが。でもクロセセリが他のチョウより隆盛を誇っている訳ではないのが,また不思議です。
ヒヨドリバナで吸蜜するツマグロヒョウモン(雌)。雌はカバマダラに擬態し,羽の先が黒くなっています。元々は南方系のチョウだそうです。
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