京都九条山の自然観察日記

■ 2005年09月の自然観察日記 ■

先月 «    トップページ   »来月

2005年09月01日(木)

雌しべが球状に集まっています

サネカズラの雌花
サネカズラの雌花。雄花か雌花か確かめよう触れると,花びらがポロリととれてしまいました。雌しべが球状に集まっています。雌雄異株のものと雌雄同株のものがありますが,この株には雌花しかないようです。

タグ:  | サネカズラ  | 雌花

2005年09月02日(金)

ハチに似ていますが

コスカシバ
コスカシバ。ハチに似ていますが,ガの仲間です。羽に鱗粉がなく透明なので,「透かし羽」といいます。 幼虫はサクラ,ウメ,リンゴなどバラ科の樹木の害虫として有名です。

タグ:  | コスカシバ

2005年09月03日(土)

頭のないモンキアゲハ

モンキアゲハ
道に,頭のないモンキアゲハが落ちていました。後翅の赤班がはっきりしているので,雌?

タグ:  | モンキアゲハ

2005年09月04日(日)

オオミズアオがとまっていました

オオミズアオ
道にオオミズアオがとまっていました。死んでいるようです。夏に羽化した虫たちが,次々に寿命を迎えています。

タグ:  | オオミズアオ

2005年09月05日(月)

ジュズダマの花

ジュズダマの花
ジュズダマの花。ジュズダマの変種がハトムギです。ハトムギを実際に見たことはありませんが,写真で見るとジュズダマにそっくりです。ハトムギの実は,ジュズダマのように表面の苞が硬くなく,薄くて割れやすいので,比較的容易に殻をむくことができるそうです。

タグ:  | ジュズダマ

2005年09月06日(火)

下痢止めの妙薬として昔から有名です

ゲンノショウコの花
ゲンノショウコの花。全草を乾燥させ煎じたものは,下痢止めの妙薬として,昔から有名です。
  花には紅色と白色があり,西日本には紅色が多く,東日本には白色が多いそうです。
  写真奥の方に,キャンドルのような形をしているものが実です。

タグ:  | ゲンノショウコ

2005年09月07日(水)

結構速く飛びます

ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリ。羽を広げてとまります。西日本型には,後ろ羽に太い白帯があります。東日本型には白帯がありません。結構速く飛びます。耳元をかすめて飛んだ時,ビュンと音がしました。

タグ:  | ダイミョウセセリ

2005年09月08日(木)

仙人の髭

センニンソウの花
センニンソウの花。果実についた白い毛を仙人の髭にたとえて,仙人草の名がついています。葉,茎には, 有毒成分(ポロトアネモニン)が含まれ,汁液が皮膚に触れると引赤,発疱して水腫ができます。

タグ:  | センニンソウ

2005年09月09日(金)

バトミントンの羽のようです

ヒヨドリジョウゴの花
ヒヨドリジョウゴの花。バトミントンの羽のようです。花びらは後ろに反り返り,くっついて束になった5本の雄しべの中央から,1本の雌しべが突き出しています。実は赤い液果です。有毒植物。

タグ:  | ヒヨドリジョウゴ

2005年09月10日(土)

ジョロウグモ

ジョロウグモ
ジョロウグモ。左が雌,右が雄です。雄は既に成体で,雌の網に居座り,交配の機会を伺っています。今の時分,雌はまだ成体ではなく,これから脱皮して成体となります。

タグ:  | ジョロウグモ

2005年09月11日(日)

青くて,小さくて,か細いトンボです

セスジイトトンボ? 

セスジイトトンボ? 動物園南の疎水。青くて,小さくて,か細いトンボです。図鑑を見ても,モノサシイトトンボとの違いが分かりません。生息環境から言ったら,セスジイトトンボかなと思うのですが。

2005年09月12日(月)

食用になります

ハナビラタケ
ハナビラタケ。マツの切り株に発生していました。 食用になります。水で洗っていると,ひだの中に砂がたくさん入っています。ひだが入り組んでいるので,砂を完全に取り除くことができません。雨が降ると,飛び散った砂が,ひだの奥深くに入ります。以前に食べたときにも,口の中で砂がジャリとしたことがありました。ハナビラタケは,発生した後,雨が降るまでに採取した方がいいのではないかと思います。

タグ:  | ハナビラタケ

2005年09月13日(火)

すこしビビッてしまいました

アケビコノハの幼虫
やっといました。アケビコノハの幼虫です。危険を感じると,独特のポーズをとります。アケビコノハは,名前のとおりアケビの葉を食草にするガで,成虫の羽は枯葉にそっくりです。今まで,幼虫がいないかと,アケビの木を時々見回っていたのですが,今日久しぶりに見に行ったらたくさんいました。1頭持って帰ろうと思ったのですが,大きな幼虫がたくさんくっついていて,すこしビビッてしまいました。心の準備をして,もう一度行こうと思います。

タグ:  | アケビコノハ  | 幼虫

2005年09月14日(水)

ヒガンバナの蕾。

 ヒガンバナの蕾。
ヒガンバナの蕾。お彼岸が近づくと,地面からスッと茎を伸ばし,蕾をつけます。

タグ:  | ヒガンバナ  | 蕾。

2005年09月15日(木)

どうして熟さないのでしょうか

ヤマボウシの実
今の時期,ヤマボウシの実は赤く熟しているはずなのですが,美術館前のヤマボウシはこんな状態です。何個かは熟しているものがあるのですが,他の実はどうして熟さないのでしょうか。

タグ:  | ヤマボウシ  | 実

2005年09月16日(金)

年2回発生します

ヤナギマツタケ
南禅寺山門まわりのカエデにヤナギマツタケが出ています。このあたりのカエデには,春と秋,年2回発生します。

タグ:  | ヤナギマツタケ

2005年09月17日(土)

アケビコノハが蛹になりました

アケビコノハの蛹
アケビコノハが蛹になりました。繭を作るのかと思っていましたが,葉を綴り合せるだけで,体の周りを糸で包むことはしません。中を見てみようと,少し葉をはいでいると,ビクンビクンと動きました。まだ前蛹の段階のようです

タグ:  | アケビコノハ  | 蛹

2005年09月18日(日)

はがしてみると

2頭の幼虫
ハギの葉が2枚重なって,縁が糸で綴じられたようになっていました。はがしてみると,中には2頭の幼虫がいました。ハギ類を食草にしている幼虫にはキチョウがいますが,これはキチョウの幼虫ではないようです。育てて確認したいと思います。

2005年09月19日(月)

ヌスビトハギの実

ヌスビトハギの実
左が帰化種のアレチヌスビトハギの実。右が在来種のヌスビトハギの実。

タグ:  | ヌスビトハギ  | 実

2005年09月20日(火)

よく見るとカブトムシでした

カブトムシ
昨日の夜は強い雨が降っていました。朝には雨は上がっていましたが,霧が立ち込めていました。
 塀の基部に何かがくっついているものがあります。よく見るとカブトムシでした。体が濡れているところをみると,この体勢で雨をしのいでいたようです。指で突っつくと動いたので生きています。でも,もう夏も終わり。カブトムシの成虫はもうすぐ姿を消します。

タグ:  | カブトムシ

2005年09月21日(水)

キチョウの交尾

キチョウの交尾
キチョウの交尾。上が雌? 羽化したての雌に雄が交尾したようです。 もう1頭,雄が周りを飛んでいて,2頭の間に割り込もうと盛んにちょっかいを出しています。

タグ:  | キチョウ  | 交尾

2005年09月22日(木)

中を覗くと青虫がいます

クロセセリの幼虫
折り曲げられ,糸で綴じられた ミョウガの葉。中を覗くと青虫がいます。これはクロセセリの幼虫?

タグ:  | クロセセリ  | 幼虫

2005年09月23日(金)

今年3回目の発生です

チャタマゴタケ
チャタマゴタケ。同じ場所で今年3回目の発生です。黄色っぽいものと茶色っぽいものと2種類生えています。

タグ:  | チャタマゴタケ

2005年09月24日(土)

ミョウガの葉を開いてみました

クロセセリの幼虫
綴じられたミョウガの葉を開いてみました。やはり中にはクロセセリの幼虫がいました。幼虫はすぐに糸を吐き出して,葉を綴りはじめました。

タグ:  | クロセセリ  | 幼虫

2005年09月25日(日)

地味です

コクワガタの雌
コクワガタの雌。地味です。クワガタには見えません。

タグ:  | コクワガタ

2005年09月26日(月)

神輿草

ゲンノショウコの実
ゲンノショウコの実がはじけた後の姿です。この形からミコシグサ(神輿草)の別名があります。学名のGeranium(ゲラニウム)は,ギリシャ語の 「geranos(鶴)」が語源とか。これも実の形に由来します。

タグ:  | ゲンノショウコ  | 実

2005年09月27日(火)

ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ

アサギマダラ
ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ(雄)。アサギマダラは,春は北へ,秋には南へと日本列島を行き来することが知られています。雄は「吸蜜植物からピロリヂディンアルカロイドを摂取しないと成熟できず,ヒヨドリバナ属などの花に強く誘引される」そうです。

タグ:  | アサギマダラ

2005年09月28日(水)

ミョウガの葉を食べるクロセセリの幼虫

クロセセリの幼虫
ミョウガの葉を食べるクロセセリの幼虫。筒状になった巣から,頭を少しだけ出して葉を食べています。すごく警戒心が強くて,少しでも気配を感じると頭を引っ込めて,巣の中に隠れてしまいます。鳥などから身を隠す方法としては,鳥の糞などに擬態するより,こちらの方がずっと賢いやり方だと思うのですが。でもクロセセリが他のチョウより隆盛を誇っている訳ではないのが,また不思議です。

タグ:  | クロセセリ  | 幼虫

2005年09月29日(木)

ヒヨドリバナで吸蜜するツマグロヒョウモン

ツマグロヒョウモン(雌)
ヒヨドリバナで吸蜜するツマグロヒョウモン(雌)。雌はカバマダラに擬態し,羽の先が黒くなっています。元々は南方系のチョウだそうです。

タグ:  | ツマグロヒョウモン

2005年09月30日(金)

町内にサルが出ました

サル
町内にサルが出ました。子供がデジカメで撮った写真です。1匹のサルが栗の実を食べていたそうです。

タグ:  | サル

先月 «    トップページ   »来月

»  トップページ
»  Eメール
»  GENIZA

検索


過去の日記

  • 2011年
  • 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
  • 2010年
  • 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
  • 2009年
  • 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
  • 2008年
  • 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
  • 2007年
  • 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
  • 2006年
  • 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
  • 2005年
  • 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
  • 2004年
  • 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
  • 2003年
  • 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
  • 2002年
  • 12月 11月 10月 09月 08月

カテゴリー

カテゴリー別の写真がサムネールで表示されます。

  • 植物
    • 春
      • 2002・3年
      • 2004・5年
      • 2006・7年
      • 2008・9年
      • 2010・11年
    • 夏
      • 2002・3年
      • 2004・5年
      • 2006・7年
      • 2008・9年
      • 2010・11年
    • 秋
      • 2002・3年
      • 2004・5年
      • 2006・7年
      • 2008・9年
      • 2010・11年
    • 冬
      • 2002・3年
      • 2004・5年
      • 2006・7年
      • 2008・9年
      • 2010・11年
  • 虫
    • トンボ
    • キリギリス・バッタ
    • セミ・ヨコバイ
    • カメムシ
    • 甲虫
    • 蝶
      • 卵・幼虫・蛹
      • 成虫
    • 蛾
      • 卵・幼虫・蛹
      • 成虫
    • ハチ・アリ
    • クモ
    • その他の虫
  • カタツムリ
  • キノコ
    • ひだのあるキノコ
    • 菅孔のあるキノコ
    • ひだのないキノコ
  • 鳥
    • サギ類
    • カモ類
    • その他の鳥
  • 魚
  • 動物
  • その他の生き物
  • 気象
    • 雪・氷・霜
    • 月
    • 空・雲
    • その他の気象
  • その他

連続写真

連続写真による観察記録

  • 目次
    • キアゲハの蛹化
    • キアゲハの羽化
    • アオスジアゲハ羽化
    • テングチョウ羽化
    • アカタテハの羽化
    • クマゼミの羽化
    • アブラゼミの羽化
    • オトシブミ揺籃