今日は一日中雨が降っていました。数日前から,花瓶に生けてあるアオモジの花が開いています。アオモジは雌雄異株で,これは雄花。近縁種のクロモジの樹肌が暗緑色なのに対し,アオモジの樹肌は緑色をしています。
ニワトコに新芽が出ていました。この新芽は山菜として食べられるそうです。でも,たくさん食べると下痢や嘔吐をするとか。微量の毒(青酸配糖体)を含むためです。
マガモの番が,水路の流れの中に仲良く座っていました。まるでお湯につかっているように,気持ちよさそうです。今日の最低気温は0度。流れる水は相当に冷たいと思います。目の前に座ってじっと見ていたのですが,マガモは気にせずにゆっくりと座ったままでした。
マイ標本木のウメが,ようやく開花しました。ウメの開花は遅れていますが,サクラの開花は気象庁の予想では平年より早まるそうです。京都は3月28日頃とか。 民間気象会社のウェザーニューズでは平年並みという予想が出ています。
ヒメオドリコソウの花。明治中期に渡来した,ヨーロッパ原産の帰化植物。
目に少しかゆみを感じます。今日はスギ花粉の飛散量がかなり増えている感じがします。昨年のスギ花粉飛散状況のグラフをみると,ちょうどこの3月9日に,飛散量が急激に増えています。今年のスギ花粉の飛散量は例年より少ないという予測が出ていますが,どうなるでしょうか。
オオイヌノフグリの花。閉じていますが,日が当たると開きます。
一日中雨が降っていた昨日とうって変わって,今日はよい天気でした。最高気温も17.9度と暖かく,行楽日和。観光客も増えてきました。
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ツクシが出ていました。 ツクシはスギナの胞子体です。胞子で増えることから分かるように,スギナはシダ植物です。
1週間ほど前からウグイスが鳴いています。声はすれど姿は見えず。枝に隠れて,動いているのは分かるのですが,まだ写真に撮ったことがありません。
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オドリコソウの花。ヒメオドリコソウはヨーロッパ原産の帰化植物ですが,このオドリコソウは在来種のようです。東南アジアの温帯に広く分布しています。
陽を浴びて気持ちよく散歩していると,風にちらちらと白い灰が舞っています。どこかで落ち葉でも焼いているのかと思ったら,その白いものは灰ではなく雪でした。今日の最低気温は0.5度。最高気温も5.9度までしか上がりませんでした。
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フッキソウ(富貴草)の花。穂状花序の上部に雄花,下部に雌花があります。花びらがなく,雄しべ,雌しべがむき出しです。木か草か,一見したところ迷うところですが,ツゲ科の常緑低木です。
アオキの実。艶々としたきれいな実です。この赤い実を見るたびにコーヒーの実を連想します。といっても,コーヒーの実を実際に見たことはないのですが。写真で見るコーヒーチェリーはこんな感じですよね。ちなみにコーヒーの木はアカネ科,アオキはアオキ科です。
サンシュユの花。 「サンシュ」ではなく「サンシュユ」。最後の「ユ」が余計な感じがしますが,漢名「山茱萸」の音読みです。「茱萸」とはグミのことで,実の形がグミに似ていることから名づけられたそうです。秋になる赤い実は,確かにグミによく似ています。実を食べたことはありませんが,味は甘酸っぱく,すこし渋いとか。もともと実を薬用にするため,江戸時代に渡来したものです。
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アミガサタケとキクラゲ(幼菌)。アミガサタケは毎年,お彼岸の頃になると,山の階段脇に出ます。一時,猪が掘り返してしまって出なくなっていましたが,落ち葉が堆積しまた発生するようになりました。
石垣のすき間に咲いていたヒメウズの花。 小さな白い花は,地味です。しおれたように下向きに開いているので,なおさらです。といっても,ヒメウズは中国と日本にだけ分布する一属一種(ヒメウズ属)の由緒正しき(?)植物です。漢方薬としても使われたそうですが,薬になるということは毒にもなります。有毒植物に分類されています。
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ソメイヨシノの蕾。21日に東京のソメイヨシノが開花したそうですが,京都はまだです。もう少し,といった感じです。東京の開花は昨年より10日早かったそうです。今年のサクラの開花予想では,気象庁が例年より早めの開花を予想したのに対し,民間の気象会社が例年より遅めと予想したことから,どちらの予想が当たるか注目されていましたが,気象庁の方に軍配が上がったようです。
ホトケノザ。 ありふれた,雑草といわれる部類の植物ですが,「仏の座」という名前を知ると簡単に抜き取りがたい気がします。別名を「三階草」といいます。花が層をなして咲く様子を,3階建てに見立てたものです。
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南禅寺の水路にいたコサギ。コサギは白くて小顔で,キュートな少女というイメージです。大柄なアオサギばかりを見ていると,たまに見るコサギが一層可愛くみえます。
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ヤマネコノメソウの花。名前といい,生えているところといい,花の形といい,すこし怪しい雰囲気のある植物です。黄色い点々が雄しべ。周りを包む黄緑色のものは萼です。花びらはありません。よーく見ると,底のゼラチン質っぽいところから2本の突起が出ています。これが花柱です。
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コスミレ。 日溜りにかたまって咲いていました。
今日,京都気象台がサクラ(ソメイヨシノ)の開花を宣言しました。新しい標本木に代わって,はじめての宣言です。平年より4日,昨年より6日早いそうです
キュウリグサ。 ロゼットから目覚め始めたばかりの今の時期でも,花を咲かせるのですね。これから背丈が伸びて,15~30センチになります。花は直径2ミリほどでとても小さいのですが,水色のさわやかな感じの花です。水色の花というのは,ありそうで,他に思いつきません。
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シキミの花。シキミの実に毒があることは有名ですが,その名が意外なところに出ていました。インフルエンザ治療薬タミフルの原料がシキミ酸だというのです。シキミ酸は名前のとおりシキミから発見されたものです。といってもタミフルがシキミから作られるのではなく,シキミの仲間の八角(スターアニス)から作れれるそうです。シキミは有毒成分アニサチンを含むので原料にはなりません。
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ソメイヨシノ。朝,外に出ると雪が降っていました。昨日,今日と冬型の気圧配置が強まり,気温が下がりました。昨日の最高気温は9.2度。今日の最高気温は8.9度でした。サクラの開花も足踏みしています。岡崎周辺でちらほら咲きといったところです。
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サクラも咲いたというのに,寒い日が続いています。今朝は屋根に薄っすらと雪が積もっていました。大文字山の火床も白くなっています。今日の最低気温は0.6度。4月直前の降雪は7年ぶりだとか。