京都九条山の自然観察日記

■ 2006年06月の自然観察日記 ■

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2006年06月01日(木)

テングチョウの前蛹と蛹

テングチョウの前蛹と蛹
テングチョウの前蛹と蛹。エノキの葉裏にぶら下がっていた前蛹が,すこし目を離した隙に蛹になりました。15ミリほどの大きさです。

2006年06月02日(金)

アカタテハが蛹になりました

アカタテハの蛹
アカタテハが蛹になりました。葉っぱに隠れているので,他に何匹いるのかよく分かりません。数えてみました。蛹が2頭。終齢幼虫が1匹。2齢幼虫が1匹。

2006年06月03日(土)

トウヨウモンカゲロウ?

トウヨウモンカゲロウ?
トウヨウモンカゲロウ? 塀にとまっていました。カゲロウのなかまは,現在生きている昆虫の中で,最も起源の古いグループとされています。幼虫,亜成虫,成虫という特殊な変態をします。

2006年06月04日(日)

カワトンボ

カワトンボ
カワトンボ。雌の羽は透明ですが,雄の羽は,透明型と橙色型があります。

2006年06月05日(月)

何故こんなところに

カモの雛
何故こんなところに。歩道の上に,孵化したての雛が1頭いました。元気に動き回っているのですが,どこからやってきたものやら。赤裸なので,シジュウカラかなにかスズメ目の雛でしょうか?

2006年06月07日(水)

ノビルの花

ノビルの花
ノビルの花。清楚できれいな花です。ユリ科であることが,うなずけます。ユリネをはじめ, タマネギ,ニラ,ニンニクとユリ科の植物はみな鱗茎を食用にします。ノビルの鱗茎もまた食用になります。子どもの頃はよく,ノビルのぬた和えが食膳に出ていたものですが,今はわざわざノビルを採る人も少なくなりました。

2006年06月08日(木)

ミドリヒョウモンが羽化しました

ミドリヒョウモン
ミドリヒョウモンが羽化しました。蛹化して14日目です。羽化しそうだったので,昨夜からカメラを準備していたのですが,朝6時に起きてみるとすでに蛹から出ていました。指に乗せると,お尻から赤茶色の液体を出しました。羽化したチョウは,羽が伸びきると余分な余分な体液をお尻から出します。これを蛹便(ようべん)といいます。

2006年06月09日(金)

コシロスジアオシャク

コシロスジアオシャク
図鑑で見ると「カギシロスジアオシャク」かなと思ったのですが,少し違うようです。アオシャクのなかまであることは確かなのですが。ネットで色々と探した結果,「コシロスジアオシャク」のようです。

2006年06月10日(土)

道の真ん中に小さなカエルがいました

ニホンアカガエル?
朝,外に出ると道の真ん中に小さなカエルがいました。ニホンアカガエル? 初めは逃げないように遠くからカメラを向けていましたが,全然動かないので,最後にはカメラが触れるぐらいまで近づいて撮りました。散歩から戻ってくるとき,ひょっとしたら車に引かれているかも知れないと心配したのですが,大丈夫だったようです。

2006年06月11日(日)

テングチョウが羽化しました

テングチョウ
テングチョウが羽化しました。昨日,蛹が黒く変色していたので,今朝はカメラを準備して待っていました。蛹が割れて頭が見えたかと思うと,あっという間に成虫が外に出てきました。羽はしわくちゃですが,アゲハチョウなどの大型のチョウと違い,羽が伸びるのも早く感じます。アゲハチョウなどは羽が伸びるのに10分以上はかかりますが,2~3分で拡がりました。この写真は羽化して3分ほどたった後の写真です。

2006年06月12日(月)

アカタテハが2頭羽化していました

アカタテハ
飼育ケースの中で,いつの間にかアカタテハが2頭羽化していました。 蛹はあと2頭残っているので,次は羽化の瞬間を捉えたいと思います。

2006年06月13日(火)

ヤブキリ?の幼虫

ヤブキリ?の幼虫
ヤブキリ?の幼虫 キリギリスのなかまの幼虫は,成虫を小さくしたような体形をしています。こうした蛹の時代を持たない変態のしかたを不完全変態といいます。

2006年06月14日(水)

ナズナの葉を食べる真っ黒な幼虫

ハバチの幼虫
ナズナの葉を食べる真っ黒な幼虫。チョウの幼虫かなと,ナズナの根っこごと引き抜いてきました。でも家でよく見ると,胴体に斑点が並んでいます。どうもこれはハバチの幼虫のようです。(情けないことに,去年の日記を見ると,6月19日に同じ事を書いていました。)

2006年06月16日(金)

アカタテハが羽化しました

アカタテハ
今朝,アカタテハが羽化しました。何とか出勤前に羽化してくれたので,朝早くから待っていた時間が無駄にならずにすみました。

2006年06月17日(土)

超特大のコイ

コイ
体長1メートル以上ある超特大のコイ。疎水で釣り上げられていました。

ガマの花

ガマの花
ガマの花。上部に雄花の固まり,下部に雌花の固まりがついています。 雄花がとれると雌花が成熟し,こげ茶色のフランクフルトのような形になります。

2006年06月19日(月)

ツバメが巣作りをしていました

ツバメ
朝,ツバメが巣作りをしていました。 雄と雌がひっきりなしに材料を運んでいます。昨日の朝は気づかなかったので,昨日の日中から作り始めたようです。

2006年06月20日(火)

疎水べりにハトが死んでいました

ハト
疎水べりにハトが死んでいました。 周りにすこし羽が散らばっています。カラスにでも攻撃されたのでしょうか。

2006年06月21日(水)

ムラサキカタバミの花

ムラサキカタバミの花
ムラサキカタバミの花。どこにでも生えている雑草ですが,きれいな花です。もともと観賞用として,江戸時代に輸入されたものだそうです。

2006年06月22日(木)

つくばいの脇にギボウシの花が咲いていました

ギボウシの花
毎日この家の前を通ります。門の脇にある植え込みがよく手入れされ,品のよい趣があります。つくばいの脇にギボウシの花が咲いていました。

2006年06月23日(金)

今日はつくばいにテッセンが浮かんでいました

テッセン
昨日の家の前を通ると,今日はつくばいにテッセンが浮かんでいました。ぽとりと落ちたもののように見えますが,生けてあるものでした。そういえば以前,このつくばいにウメの実が数個浮かんでいたことがあります。その時は,傍にあるウメの木から落ちたものかなと思っていたのですが,違ったようです。この家には風流人がお住まいのようです。

チュウガタコガネグモ

チュウガタコガネグモ
家の前の藪にチュウガタコガネグモがいました。 コガネグモに似ていますが模様が違います。コガネグモの仲間は,コガネグモ→チュウガタコガネグモ→コガタコガネグモの順に体が小さくなってゆきます。

タグ:  | チュウガタコガネグモ

2006年06月24日(土)

オトシブミが揺籃を作っていました

オトシブミ
エノキの葉でオトシブミが揺籃を作っていました。枝を切って室内で観察しました。こぶがあるので「コブオトシブミ」かと思ったのですが,コブオトシブミの食草はイラクサ科の植物です。エノキを食草とし,こぶがあるオトシブミのなかまは,「ヒメゴマダラオトシブミ」のようです。
 気になるのは揺籃の外側にくっ付いている卵です。揺籃をほどいてみると,中に黄色い卵がちゃんと2個入っていました。このオトシブミが生みつけたものではないということは,一体何の卵でしょうか。

2006年06月25日(日)

タマムシ

タマムシ
タマムシ。 町内の道にとまっていたそうです。タマムシは毎年よく見るので,近くで繁殖しているのかもしれません。

2006年06月27日(火)

ネムノキの花が落ちていました

ネムノキの花
ネムノキの花が落ちていました。毎年この時期になると,ネムノキの樹下に花がたくさん落ちています。普通,受精した花は子房を残して不要となった花弁だけを落とすと思うのですが,落ちているのは子房も含む花全体です。これでは結実できないと思うのですが。秋になるとちゃんとマメ科特有のサヤに入った実がなっているところを見ると,結実数を自ら調整しているのでしょうか。

2006年06月28日(水)

羽化したてのオニヤンマ

オニヤンマ
南禅寺の水路脇で羽化したてのオニヤンマを見つけました。朝6時42分。まだ体全体が薄い色をしています。オニヤンマはやはり大きいですね。つい見ほれてしまいました。採りたくなりますが,この状態の時に触ると飛べなくなってしまいます。3年前にも同じ場所で羽化したてのオニヤンマを見ています。不思議なことに同じ6月28日でした。

2006年06月29日(木)

アリグモ

アリグモ
1匹だけでクズの葉の上にいた挙動不審のアリ。よく見ると足が8本あります。これはアリではなくて,アリに良く似たクモ,アリグモです。上あごが小さいので雌。雄は大きな上あごを持っています。

2006年06月30日(金)

ベニシジミ

ベニシジミ
ベニシジミ。 春型はオレンジ色が鮮やかで,夏型は黒っぽくなります。今の時期はどちらでしょうか。春型に比べて,黒い斑点がかなり大きくなっているような気がします。

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連続写真

連続写真による観察記録

  • 目次
    • キアゲハの蛹化
    • キアゲハの羽化
    • アオスジアゲハ羽化
    • テングチョウ羽化
    • アカタテハの羽化
    • クマゼミの羽化
    • アブラゼミの羽化
    • オトシブミ揺籃