2007年08月30日 (木)
ムクゲとフヨウの違い
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ムクゲの花
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フヨウの花
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ムクゲの雌しべ
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フヨウの雌しべ
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ムクゲの葉
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フヨウの葉
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ムクゲの実
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フヨウの実
ムクゲの花とフヨウの花はよく似ています。
どちらもアオイ科フヨウ属なので,似ていて当然ですね。
アオイ属を学名ではHibiscusというとおり,ハイビスカスも同じ仲間で,花がにています。
ムクゲとフヨウの違いを写真でまとめてみました。
世界中で栽培されていますが,特に朝鮮半島で非常に親しまれており,韓国の国花となっています。
朝鮮とムクゲの花とのかかわりについて,平凡社『世界大百科事典」には次のように書いてありました。
『朝鮮ではmugunghwa(無窮花)とよび,夏から秋にかけて一時に咲かず,ねばり強く咲き続ける様が朝鮮の国民性を表すとされている。家の近くならどこにでも自生するところから,朝鮮の異称を<槿域>(ムクゲの地)ともいう。結婚式の際に着るフォルオッ(闊衣)とよばれるうちかけ様の礼服にムクゲの花を前後に刺繍するが,これもムクゲの花の多産性にちなむものであろう。李朝末期にはこの無窮花をテーマとした愛国歌が現れ,植民地時代には海外の亡命人士によって歌いつがれ,今日の韓国の<愛国歌>(国歌)となっている。』