• クビキリギス
  • クビキリギス
  • クビキリギス
  • クビキリギス
  • クビキリギス

塀にクビキリギスがとまっていました。

今日の最低気温は2.5°。
昨日の最低気温は-2.2°だったので,今朝はすこし暖かく感じます。

アリとキリギリスの話にあるように,キリギリスは成虫では越冬できません。
卵で冬を越します。
しかしクビキリギスはキリギリスの仲間であるものの,成虫で越冬する種類です。

クビキリギスの体色には緑色型と褐色型があり,冬枯れの草地にも溶け込める保護色となっています。
この個体は緑色型。
[写真4]は褐色型のものです。(→2009年11月8日

クビキリギスの特徴は,赤い口にあります。
[写真3]を拡大して見ると,口元が赤いのが分ります。
[写真5]は,[写真4]の個体の口元。
「血吸いバッタ」の異名にたがわない,獰猛そうな顔つきをしています。
(実際に血を吸うわけではなく,口元が赤いための異名です。)

普段は草陰でじっとしているのでしょうが,こんな人目につくところに姿を見せるなんて,どんな事情があったのでしょうか。