正体がよくわからない,ハマクサギタマゴタケと仮称されているテングタケ属のキノコ。
今年もたくさん発生しています。
毎年発生するこのキノコは,当初ドクツルタケだと思っていました(→2007年7月20日)。
その後傘の縁に条線があることに気づき(→2013年7月20日),ドクツルタケではないことが分かりました。
以来,ずっと正体が分からないままになっていました。
2年前にハマクサギタマゴタケ(仮称)ではないかと教えていただき,ネット検索してみると確かに特徴が一致しています。
南方系の外来種ではないかとされていますが,種名などは特定されていません。
今回,もうそろそろ種名が確定されているかとネットを検索してみましたが,まだはっきりしないようです。
ハマクサギタマゴタケという名前は仮称ですが,かなり拡がっていてこのまま定着してしまいそうです。
匂いがハマクサギの木に似ているかららしいのですが,ハマクサギの匂いといってもわかる人はほとんどいません。
もっと分かりやすい名前を付けてほしいものです。
傘のぬめッとした半光沢のある表面や縁の条線,全体の姿形は,近くに発生するチャタマゴタケによく似ています。