イソヒヨドリの雌が地面に落ちたパン屑をつついていました。

イソヒヨドリ(♀)
イソヒヨドリ(♀)[ in岡崎成勝寺町 on2025/3/22 ]
イソヒヨドリ(♀)
イソヒヨドリ(♀)[ in岡崎成勝寺町 on2025/3/22 ]

近づくと飛び立ちましたが,餌に未練があるらしく,近くにとまりこちらを見ています。

イソヒヨドリ(♀)
イソヒヨドリ(♀)[ in岡崎成勝寺町 on2025/3/22 ]

イソヒヨドリは最近よく見かけるようになった鳥です。
個体数が増えているだけでなく,元々海辺の磯にいる鳥なので樹々の茂みに身を隠すこともなく,目につきやすいのかもしれません。

初めてイソヒヨドリを見たのは7年前の2018年です。

イソヒヨドリ(♂)
イソヒヨドリ(♂)[ in岡崎円勝寺町 on2018/3/4 ]

見慣れない鳥だなと調べてみると,本来は岸壁の多い海岸にいるはずのイソヒヨドリでした。
名前を知ってからは,やたらと目につくようになりました。
しかも美しい声で鳴き,雄だけでなく雌もさえずるのです。
『磯ひよのなく音をききぬ日の暮れに浦回急げば暗き岩場に』(中村憲吉)
『海ひよどり荒磯の岩にいてなきぬまた一つ来て鳴きにけるかも』(堤青燕)