シオヤアブの過去投稿を一つにまとめました。
2025年7月13日
道の上に,何かよくわからない虫らしきものが。
動かないので死んでいるのかなと思いましたが,何か変です。
よく見ると2頭います。
シオヤアブの♀が♂に食らいついていたのでした。
シオヤアブは見境なく何にでも襲いかかるので,交尾しようと近づく♂もアプローチを間違えると餌になってしまうのですね。



別の日に見かけたシオヤアブの♂。


2022年8月19日
シオヤアブがとまっていました。ま正面を向くと,すました顔に見えます。

2022年8月12日
シオヤアブが腹端を合わせて交尾していました。驚いて飛び立ったのですが,合体した体勢はそのままです。

2022年8月3日
道にシオヤアブ(雄)がとまっていました。シオヤアブの雄には腹部先端にふさふさした白い毛があります。雌にはありません。

2021年7月17日
(4)トンボがとまったと思ったら細長いアブでした。腹端に白い毛の束があります。シオヤアブの♂です。(南禅寺)

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[写真4]シオヤアブ♂
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[写真22]シオヤアブ
2018年7月24日
・道路上にとまったアブ。腹端に白い毛があるので,シオヤアブだと思う。(南禅寺)
2008年8月19日
コガネムシのなかまを捕えたシオヤアブ
最初に見つけた時は,[写真3]の状態で転がっていたので,どうなっているのか状況が分かりません。
ひっくり返してようやく,アブが獲物に食らいついているところだと分かりました。
その間,アブはしっかりと食らいついたまま,じっと動きません。
たぶん鋭い口を突き刺して,獲物の体液を吸い取っているところだと思います。
獲物はアオドウガネです。
図鑑によると,シオヤアブはコガネムシ類を好むとあるので,まさにそのとおりですね。
ムシヒキアビの仲間は,昆虫を捕え,口から唾液を注入してまひさせて,体液を吸います。
シオヤアブはムシヒキアブの代表的な種類です。
『学研生物図鑑 昆虫Ⅲ』(1990)には,シオヤアブについて次のように書いてありました。
日本の代表的なムシヒキアブで,6~9月に各地でふつうに見かけられる。成虫が捕食する虫の半数は甲虫で,とくにコガネムシ類を好む。ハチやハエ目(双翅類)もよく捕え,セミを捕えた例も報告されている。平均して獲物の体長は,それを捕えたシオヤアブの体長の約2/3である。はねの亜縁室(あえんしつ)は3個ある。雄は尾端に白色塊があるが,雌の腹部第7・8節は青色光沢を有し,単純に黒毛を装う。体長:23mm~30mm。
2005年8月14日

シオヤアブ(雌)。雄の腹端には白い毛の束があり,それが塩の塊に見えることから塩屋アブの名がついたとか。



