コアシダカグモの過去投稿を一つにまとめました。
2026年7月15日
家の壁を大きなクモが這っていました。
コアシダカグモです。
よく似たアシダカグモが主に屋内に生息するのに対し、コアシダカグモは主に野外に生息するそうです。
しかし自宅内で見る大きなクモはコアシダカグモばかりで、アシダカグモが家の中にいたことはありません。
山地では人家にもいるそうです。


触肢の先が膨らんでいるので♂です。




『原色日本蜘蛛類大図鑑』(保育社1960年)には、コアシダカグモについて次のように書いてありました。
体長♀20-25mm,♂16-20mm。野外に多く徘徊するが人家に入り込むこともある。一般に暗い所を好み,洞窟内でも発見される。形態色彩は前種(アシダカグモ)に似ているが,背甲は幅よりわずか長く,中凸度が強い。後縁に黄色班があるが前縁にはない。腹部には2対の黒斑があり,前方と後方に黄色斑がある。体長の短いこと,全体毛の少ないこと,褐色の強いことなどにより前種(アシダカグモ)と区別できる。



2021年11月11日
(33)~(34)塀に大きなクモが張り付いていました。コアシダカグモです。すぐ近くまでカメラを近づけても動きませんでした。家の中にもいますが,主に屋外に生息するそうです。(九条山)
■コアシダカグモについて→2016年6月28日
2021年8月28日
(50)南禅寺の土塀に大きなクモが張りついていました。コアシダカグモのようです。

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[写真50]コアシダカグモ
2016年6月28日

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[写真1]2016/6/19
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[写真2]
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[写真3]
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[写真4]
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[写真5]
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[写真6]
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[写真7]触肢
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[写真8]触肢
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[写真9]触肢
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[写真10]
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[写真11]
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[写真12]♀(2015/6/11)
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[写真13]♀(2015/6/11)
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[写真14]♀(2015/6/11)
家の中にいた,コアシダカグモ。
触肢の先が膨らんでいるので,♂です。
体長は2cm前後ですが,4~5cmの脚が8本ついているので,結構大きなクモです。[写真1]
大抵の婦女子は悲鳴を上げるレベルです。
昨年も今の時期に,家の中にいました。(→2015年6月13日)
昨年の個体は,♀でした。[写真12]~[写真14]
外観はほとんど変わらないと思っていたのですが,見比べてみると,微妙に差異がありますね。
♂は頭胸部と腹部の長さの比率がほぼ1:1なのに対して,♀は1:1.6くらいあり,腹部がかなり長いです。
幅も,♀の方が2倍くらい大きいです。
やはり産卵するために,♀は腹部が大きくなっているようです。
2015年6月13日
家人が捕まえたクモ。
家の中の壁をはっていたそうです。
アシダカグモかと思いましたが,図鑑を調べると体の模様が違います。
アシダカグモのなかまのコアシダカグモでした。
アシダカグモに似ていて,それより少し小さいので,小アシダカグモ?
小野展嗣編著『日本産クモ類』(2009年)には,コアシダカグモについて次のように書いてありました。
体長雌18~25mm,雄15~20mm。本属中最大の1種。体は淡赤褐色ないし黒褐色。アシダカグモHeteropoda venatoriaとしばしば混同されるが,雌の額に顕著な白線がなく,雄では背甲の色彩が一様なので区別がつく。雄触肢脛節の突起は脛節の中央部から生じ,非常によく発達し,腹面部,背面部ともに指状。外雌器の両翼は中央で癒合し,1対の溝を伴った斜めの切れ込みがある。本州,四国,九州の比較的自然の保たれた林に生息し,中国からも記録がある。渓流の岩の間,洞窟の入り口付近やトンネルなどでも見つかり,人家や寺社などの暗所にも侵入するが,本来は野外に生活する種である。卵嚢は岩壁などに付着させ,持ち歩かない。
この個体の体長は,約20mm。
触肢の先が細いので雌です。[写真3]
腹部には外雌器があります。[写真5]
「外雌器の両翼は中央で癒合し,1対の溝を伴った斜めの切れ込みがある」とありますが,毛に覆われていて,形状がよくわかりません。
眼は2列で,ほぼ同じ大きさですが,前中眼は前側眼よりやや小さいです。[写真4]
「人家や寺社などの暗所にも侵入するが,本来は野外に生活する種である。」
アシダカグモが主に人家に棲息するのと異なります。
また「卵嚢は岩壁などに付着させ,持ち歩かない」というのも,アシダカグモとの対比で,アシダカグモの雌は「夏季に白い円盤状の卵嚢を造り,持ち歩」きます。









