岡崎の遊歩道にオオシロカラカサタケが出ていました。
7月に発生していた場所から80mほど東です。
11年前に初めてオオシロカラカサタケを見つけてから年々東へ分布域が拡大しています。
当初からは600mほど拡がっています。



翌日、倒されていました。
ヒダが青緑色へ変色しています。


1970年代くらいまでは珍菌の部類だったのですが、今では全国的に分布が拡がり、熱帯性の毒キノコとして有名です。
世界的にも毒キノコとして扱われているようですが、地域によっては食用にしている所もあるようです。
『熱帯性きのこオオシロカラカサタケの京阪神地区(近畿地方)への侵入』(横山和正 1995年)に次のような記述がありました。
なお,南米のガイアナ付近では食用とされ,学名にも Chlorophyllum esculentum MAss.と,種小名に“esculentum”(食用)とつけられている.なぜこの付近のものだけが食用であるのかについては,生育地の気象や土壌などに関係するのか,食べる人間の方に起因するのかはよくわからない.
また『ネパールのキノコとキノコ栽培 改訂版』(渡辺和夫 2024年)にも次のように書いてありました。
2009年5月にバクタプル(Bhakthapur)の農家がNARCへオオシロカラカサタケ(写真‐32)を持ち込んできた。ヒダが緑色を帯びるので分かりやすいキノコだ。バクタプルでは食べているとのことだった。後日、バランブー(Balambu)でも食用とされていることを知り、日本では毒キノコとして知られているだけに困惑した。ネパール産オオシロカラカサタケは、毒性が強くないかも知れないが、農家の人には食べないように伝えた。
ちなみに同書に次のような記述がありました。
ネパールには食用キノコに Amanita chepangiana という白いテングタケの仲間がある。この白いキノコはツバおよびツボを持ち、傘には明瞭な条線があるのが特徴だが、本菌に酷似した猛毒のキノコがあり、誤食される可能性が高い。本菌は標高の低い沙羅双樹(Shorea robusta)の森に発生するそうだが、残念ながら見る機会はなかった。
「この白いキノコはツバおよびツボを持ち、傘には明瞭な条線があるのが特徴」とは(仮称)ハマクサギタマゴタケの事ではないかという気がします。(仮称)ハマクサギタマゴタケは食べられるということでしょうか。