ノウタケの過去投稿を一つにまとめました。
2026年9月10日
連日の雨で湿った木立の斜面に、ノウタケが出ていました。

感触や見た目は、脳というよりはこんがり焼けたパンですね。



ノウタケ(脳茸)という名前は、日本のキノコの名前としては特異な感じがします。
昔の日本人がこれを見て脳に似ていると思うでしょうか。
同じことはカンゾウタケ(肝臓茸)にも言えます。
両者は外国語の直訳ではないかと思い、調べてみるとやはりそうでした。
『原色日本菌類図鑑 第6巻』 (川村清一 著1954年)には次のように書いてありました。(旧字体を新字体へ修正)
学名の craniformis は cranion(頭蓋)・forma(形)の二語から成り,本菌の頭蓋状なるを表わしている.米国にも産し,英語では脳形の意味で Brain-shaped Calvatia と呼んでいる.我邦には最も普通に各地に産するものであるにも拘らず特に本菌を指して他と区別せる名称がなく,類似の諸菌の通俗総称たるチドメ(血止)の名で呼ばれていたから,本菌に対する和名をノウタケとし,又 Calvatia cyathiformis に向ってムラサキチドメの名を与えたのである.
カンゾウタケについても同書に次のように書いてありました。(旧字体・歴史的仮名遣いを新字体・現代仮名遣いに修正)
学名の hepaticaは,ギリシャ語の肝臓を意味する hepaticosを採ったものである.本菌の幼稚なものは,やや辛味があるが,成長したものは,辛味少なくて食用に適する.世界各地広く産し,英語で Liver fungus(肝臓菌)又は Beef-steak-fungus(ビフテキ菌)と呼んでいる.
2022年7月16日
ノウタケが出ていました。外観が脳のようだということで脳茸の名がついていますが,丸いパンに見えます。中身も白くてフワフワで焼きたてのパンのようです。未熟なうちは食用になります。



