東山の霧雲

朝,外に出ると路面が濡れていました。夜の間に雨が降ったようです。東山に雨の名残の霧雲が低く漂っていました。…続きを読む

セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウが黄色い花を咲かせていました。長く伸びた茎の濃い緑色と頭花の黄色の対比が美しいです。花粉症の原因になるという濡れ衣も晴れ,最近はひと頃のような迷惑な雑草というイメージも薄くなりました。…続きを読む

チカラシバ

道脇に,エノコログサの花穂を大きくしたような,黒っぽいブラシのような花穂が並んでいました。よく見かける植物ですが,今まで名前を調べた事がありません。調べるとすぐに分かりました。チカラシバです。根が土にしっかり生えているため,抜くのに力がいることから力芝というそうです。…続きを読む

キンモクセイの花

通りすがりのキンモクセイからよい香りがただよっていました。小さなオレンジ色の花がびっしりと咲いています。星のような形といい鮮やかな色といい心惹かれる花です。もう少し長く咲いていてくれたらよいのですが,1週間もするとすっかり落花してしまいます。…続きを読む

ナラタケモドキ

エノキの切株の周りにナラタケモドキが大量に発生していました。切株上だけでなく周りの地面にも点々と株ができています。地下に伸びた木の根から出ているのでしょうか。この木が枯れた原因もナラタケモドキに感染したからかもしれません。…続きを読む

ノコンギク

道路の石垣に紺色をしたノギクが咲いていました。色があせたように少し白っぽくなっています。花をほぐしてみると,根元にこまかな毛がたくさんあります。葉を触ってみるとざらついています。ノコンギクですね。よく似たヨメナの花には毛(冠毛)がなく,葉は滑らかです。…続きを読む

ニラの花

珍しくむかごのない綺麗なノビルの花が咲いていると思いました。細長い葉をちぎるとノビルと同じような匂いもします。しかし開花時期が違います。ノビルの花は春に咲くはずです。花びらにもノビルのような紫色の線がはいっていません。…続きを読む

ハナタデ

山陰の水路沿いにハナタデの花が咲いていました。といってもぱっちりと咲いている花はありません。開きかけのような花がまばらに咲いています。こんな地味な花なのに,花を称えるハナタデの名がついているのは不思議な感じがします。…続きを読む

イタドリの花と果実

イタドリの実が鈴なりになっていました。実の中心には緑色の粒(痩果)があり,周りに白い3枚の薄い幕(宿存萼)がついています。これほどたくさんの小さな花(それも花びらのない質素な花)が密生しているのに,みんなちゃんと結実しています。
自家受粉しているのかなと思ったのですが,そうではないようです。…続きを読む

ミズヒキ

ミズヒキの細くて長い茎に赤い花が連なっていました。上から見ると赤い花に,下から見ると白い花に見えます。先の曲がった花柱が2本突き出しています。中を見るため切ろうとしたら硬くて切れません。よく見ると花だと思ったものは,実(痩果)でした。…続きを読む

ソメイヨシノの狂い咲き

インクラインのソメイヨシノが狂い咲きしていました。台風や虫害などで葉が一斉に失われると,休眠ホルモンの供給がストップして狂い咲きすることがあるそうです。確かにこのサクラの木には葉がほとんどありませんでした。…続きを読む

集まってくるコイ

疎水の水面を見ていると,いつの間にか足元に大きなコイが何匹も泳いでいました。離れたところにいたマガモ(アイガモ)たちも近寄ってきます。餌をくれると勘違いしているようですね。誰かがこの場所で餌やりをしているに違いありません。…続きを読む

ヒマラヤスギの松ぼっくり

大きなヒマラヤスギの木に松ぼっくり(球果)がたくさんついていました。細く突き出している棒のようなものは,去年の松ぼっくりの果軸です。ヒマラヤスギの球果は,果鱗が果軸にくっついていないため,果鱗はバラバラになってタネと一緒に落下します。基部は果軸が突き出した燭台のような形で枝に残ります。…続きを読む

キレハノブドウ

今まで何度も見ているはずなのに,何だったか思い出せません……。ノブドウでした。葉っぱがいつものノブドウの葉と違い,深く切れ込んでいるので分かりませんでした。葉が切れ込んでいるものをキレハノブドウというそうです。…続きを読む

ワカバグモ

ハギの葉にワカバグモがいました。若草色の体を葉に同化させるように,ぴったりとくっつけています。写真を撮っていると,するすると裏側に移動しました。前脚は後脚に比べて太くて長く横に張り出しています。…続きを読む

ヨメナ

ヨメナの花が咲いていました。秋に咲く紺色のノギクといえばヨメナかノコンギクか,紛らわしいところです。いまだに見ただけでは区別がつきません(毎年この場所に咲くのはヨメナです)。葉っぱを触ってざらついていればノコンギク,滑らかならばヨメナと言われていますが,指でこすっても微妙なことが多いですね。…続きを読む

アラカシのドングリ

疎水沿いのアラカシの木にドングリがたくさんついていました。アラカシは生垣に使われているのをよく見ます。関西以西ではアラカシが,東日本ではシラカシが使われることが多いそうです。…続きを読む

ジョロウグモ

ジョロウグモの脱皮殻が網にくっついていました。そばにメスがいますがまだ成体ではありません。網の端の方に小さなオスがいます。ジョロウグモは卵で越冬し,5月頃孵化します。雄は7回脱皮して8月頃に成体となり,雌は8回脱皮して9~11月頃に成体となります。…続きを読む

アシナガグモ

水路沿いの草間で,足の長い細いクモが網にかかった獲物をぐるぐる巻きにしていました。アシナガグモです。網が揺れると,肢を伸ばして揃えできるだけ細くなろうとしていました。…続きを読む

マユタテアカネ

塀にトンボがとまっていました。腹部が赤い小型のトンボです。胸部の模様がはっきり見えないのですが,マユタテアカネの雄だと思います。…続きを読む

トレニア

草むらに見慣れない花が咲いていました。調べてみると園芸種のトレニアです。ネットによるとたまに逸出していることもあるようです。でもどうやってここまでたどり着いたのか考えると不思議です。…続きを読む

アンテナを出したチチアワタケ

チチアワタケの傘からアンテナのように2本の松葉が出ていました。どうなっているのだろうと切断してみると,松葉の先がほんの数ミリだけ刺さっているだけでした。樹上から松葉が舞い落ち,たまたまキノコの傘に突き刺さったようです。…続きを読む

羽化直後のテントウムシ

ハギの葉の上に何かつるっとした丸いものが付いていました。よく見ると羽化したばかりのテントウムシです。脱皮殻の上に乗っています。前翅全体が薄いオレンジ色で星模様はありません。薄い後翅が出たままになっています。…続きを読む

ミヤギノハギ(だと思う)

ミヤギノハギなのかヤマハギなのか分からなくなってしまいました。このハギは植栽されたものであり,枝も長く垂れ下がっているのでミヤギノハギだろうと思っていました。しかし『牧野新日本植物図鑑』(1961年)によるとミヤギノハギの萼は「深く5裂し,裂片は皮針形で先端はとがる」とあります。この花の萼は4裂です。…続きを読む