ボーとしているアオサギ

背の高い草に隠れるようにアオサギが佇んでいました。水面を見つめるではなく,ボーとしているように見えます。しばしの休憩というところでしょうか。…続きを読む

ムクノキの実

ムクノキの実が落ちていました。見上げると確かにムクノキです。ムクノキは大きな木なので普段下を通っている時には気づかないのですが,実が落ちる季節になると上を見上げることになります。…続きを読む

イチョウの実

駐車場にイチョウの実がたくさん落ちていました。

イチョウは裸子植物なので,この実は果実ではなく種子です。生物で習ったように,裸子植物は種子のもとである胚珠が心皮に包まれないで裸出しているため「裸子」植物と言われています。胚珠全体が大きくなって種子となります。…続きを読む

クヌギの青いドングリ

クヌギの枝についているドングリ(堅果)が大きくなっていました。クヌギのドングリは2年型で,次の年の秋に熟します。殻斗もドングリもまだ緑色ですが,しだいに茶色くなり殻斗も反り返ります。…続きを読む

エノコログサ

歩道の車止めがエノコログサの花穂で覆われていました。石柱とレンガブロックのほんの少しのすき間に種が定着したのですね。エノコログサにはアキノエノコログサというものもあります。アキノエノコログサの花序は大きい分,先が垂れ下がっています。エノコログサの花序は直立気味です。…続きを読む

アセビの蕾

アセビに今にも開花しそうなたくさんの蕾がついていました。赤く色づいているものもあります。しかし開花は来年の2月くらいです。切ってみると中の大部分は空洞で,底の方に小さな花弁のようなものがありました。…続きを読む

ナキリスゲ

ナキリスゲに花が咲いていました。花穂の上部に雄花が,下部に雌花がついています。スゲ属の花には花被がなく,雌花は果胞とよばれる小さな袋の中に1個ずつつきます。…続きを読む

アカバナマンサクの果実

アカバナマンサクに小さな実ができていました。短い毛に覆われ無骨な感じがします。アカバナマンサクはマルバマンサクの1品種とされています。『牧野新日本植物図鑑』(1961年)にはマルバマンサクについて次のように書いてありました。…続きを読む

落ちていたカリンの実

カリンの実が落ちていました。鼻を近づけても何の匂いもしません。まだ熟していないようです。漢字で花梨とも書きますが,半分に切った断面は確かにナシの実に似ています。…続きを読む

アシナガバチの巣

●道に小さなハチの巣が落ちていました。巣房の数は24個。造巣途中のような大きさですが,巣房には幼虫はおらず全部空になっています。シャワーヘッドのような形はアシナガバチの巣です。…続きを読む

アカメガシワの果穂

●アカメガシワの木の下に成熟した果穂がいくつも落ちていました。黄色くなった葉も落ちています。実ははじけて黒い種が飛び出しています。樹上で鳥を待つのではなく,地面に散らばった実を食べてもらう作戦でしょうか。…続きを読む

カゼクサ

●群生したカゼクサに花穂が伸びふわふわして,カスミソウが揺れているようでした。風草とは風情のある名前ですね。名前のとおり秋の風が似合います。…続きを読む

ササガヤ

●水の流れの中にまるで配置されたようなこんもりとした茂みがありました。柔らかな緑色のササのような葉をしています。調べてみるとササではなくイネ科のササガヤでした。ちょうど花期で花穂がでています。 …続きを読む

ハギとキチョウ

●ハギの周りをキチョウがゆらゆらと飛び回っていました。産卵場所を探しているのか,交尾相手を探しているのか。キチョウはハギやネムノキなどマメ科の植物に産卵します。しかしアレチヌスビトハギなど外来種のマメ科植物に産卵しているのは見たことがありません。除草されることが分かっているのでしょうか。…続きを読む

ニホンカナヘビ

●地面で何かが動きました。しばらく見ているとまた細長いものがすばやく動いてとまりました。ニホンカナヘビです。でもこんなに細かったでしょうか。別の種類かと思って調べたのですが,やはりニホンカナヘビのようです。ニホンカナヘビとニホントカゲはよく混同されます。体に光沢のある方がニホントカゲ。…続きを読む

チチアワタケ

●地面からキノコが重なり合うように出ていました。傘の表面にはぬめりがあります。チチアワタケかヌメリイグチかどちらでしょうか。この場所にはヌメリイグチもよく出るので迷うところですが,つばがないことからチチアワタケとしました。どちらも食用になります。…続きを読む

ジョロウグモ

●ジョロウグモがかなり大きくなっていました。網の中央にいるのがメス。少し離れてオスがいます。メスの1/3くらいの大きさです。…続きを読む

うずくまるアオダイショウ

●歩道の隅にアオダイショウがうずくまっていました。近くに寄っても全然動きません。死んでいるようです。外傷はないように見えるのですが。今朝の最低気温は25度を超えていたので,気温が低くて体が動かないということはないと思います。…続きを読む

草むらのキイロスズメバチ

●地面を歩いていたキイロスズメバチが草むらのなかにせわしなく入ってゆきました。見ていると,あたりかまわず葉っぱや茎の上を歩き回っています。どうやら獲物を探しているようです。飛びながらだけでなく,地道に足で獲物を探すこともするのですね。…続きを読む

ヒヨドリジョウゴの花

●ヒヨドリジョウゴの花が咲いていました。白い花冠が反り返りバドミントンシャトルのような形をしています。花冠基部には緑色の斑点があります。すでに青い実も付いています。赤く熟し,ヒヨドリが好むことからヒヨドリ上戸の名がついたとか。実際にはヒヨドリは好まないとも。…続きを読む

ヤマボウシの実

●ヤマボウシの実が1個だけ落ちていました。見上げると枝には赤くなりかけた実がたくさんついています。この実は茶色くなっていて食べられそうにありませんね。しかし切ってみると熟した甘い果実の匂いがしました。舐めてみようかと思いましたがやめました。…続きを読む

ハマクサギタマゴタケ(仮)

●卵のようだった幼菌が24時間でこんなになりました。タイムラプスで撮ったらニョキニョキ成長する様子が撮れそうです。毎年出るこのキノコは長い間名前が分からなかったのですが,ハマクサギタマゴタケだと教えてもらいました。といってもまだ種が確定されておらず,和名も仮称らしいですが。…続きを読む

ヒガンバナの芽吹き

●ヒガンバナが花茎をのばしていました。もうすぐお彼岸。ヒガンバナがちょうどお彼岸の頃に咲くのは分かっているのですが,ふと春のお彼岸だったか秋のお彼岸だったか迷うことがあります。ヒガンバナは普通の植物とは逆のライフサイクルを持っています。秋に花をつけた後に葉を伸ばし,他の植物が枯れる冬の間に葉を茂らせ光合成をおこない鱗茎に栄養分を貯えます。他の植物が芽吹く春になると葉を枯らし,夏の間は休眠しています。…続きを読む