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クチベニマイマイのトサカ

2007年5月2日
  • クチベニマイマイ
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今朝は雨上がりで,カタツムリがよく目に付きました。
その中で,このクチベニマイマイは,からだを伸ばしているせいか,びっくりするくらい大きく感じました。
思わず写真に撮りましたが,よく見ると頭に鶏のとさかのようなものが付いています(写真1)。 これは「頭瘤(とうりゅう)」というもので,大触覚の間の背側にある瘤状の隆起です。生殖期に大きくなるそうです。通常は気づかないほどの大きさなので,こんなに目立つほど大きくなっているということは,今は生殖期ということになりますね。

で,この個体がさがし求めているのは雄なのか雌なのか。実はカタツムリは雌雄同体で,同一個体内に雄の機能のある部分と雌の機能のある部分をもっています。この個体は雄であり雌でもあるわけです。

雌雄同体であるものの,自家受精することはまれで,多くの場合は交尾によって精子の交換をします。首筋に生殖門という穴があり,ここにお互いに石灰質でできた管を差し込み,精子の入った袋を交換するそうです。私はまだ見たことがありません。

生殖門が写っているアングルの写真はないか探していると,首筋の辺りが白くぼやけたように写っているものがありました(写真3)。多分この白くなっているところが生殖門ではないかと思います。

交尾の時期は初夏から入梅ごろということなので,これから見る機会があるかもしれません。
もし人間が雌雄同一だったら,どんな文化が生まれているか。興味があるところです。

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