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クモの巣にかかったハチ

2007年6月6日
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クモの巣にハチがかかっていました。
(この悠然とした態度は,ひょっとしたら休むためにとまっているだけかもしれません・・・^_^;)

いわば空中に浮かんでいる状態なので,上下左右どちらからでも写すことができます。
[写真3]は,普段は見ることのない体の下側からのアングルです。

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以下,このハチをニホンキバチの雄だと思い書きましたが,よく見ると,ニホンキバチではないようです。
「腹のくびれがない」と書きながら,腹がくびれています。
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キバチのなかまは,スズメバチのような腹のくびれがなく,毒針ももっていません。
雌は,立木や倒れた木に産卵管で孔をあけて卵を産みます。
この産卵管は,ドリルのような形をしていて,木だけでなく鉛管や塩ビの水道管に穴をあけることもあるそうです。
産卵管を差し込んだものの抜けなくて,そのまま死んでしまうこともあるとか。

「ニホンキバチ」でネットを検索すると,たくさんのページが表示されます。
××県林業センターといったものが多く,ニホンキバチが林業における重要な害虫であることが分かります。

例えば「和歌山県林業センターだより第48号」によると
『ニホンキバチはおよそ6~10月まで成虫が発生し、約1週間という短い生存期間にメスは主にスギ・ヒノキの衰弱・枯死木に卵を生みます。そのとき困ったことに体内に持つているアミロステリウムという木材腐朽菌もいっしよに産みつけるのです。卵がかえらなくても菌は増えますので、写真のように断面で見ると産卵地点を項点とした三角形に変色します。また縦方向にも変色が広がり、1m以上におよぶこともあります。』

木材の変色は,産卵場所を頂点とした三角形をしていますが,何箇所にも産卵するため,変色は星型になることが多いようです。

元気な木に産卵しても卵は孵化しないので,もともとは弱った木に産卵し,自然更新を促す役割を持っていたはずなのですが,人手不足で樹間に放置された間伐材に産卵→大量発生→健全木への産卵頻度上昇となり,害虫としての面が強調されるようになったようです。

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