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カムルチー

2014年7月21日

水路の端に,死んだ魚が引っかかっていました。
細長くて,かなり大きな魚です。
ニゴイだろうと思っていたのですが,写真をよく見ると違います。

頭部はかなり気味の悪い風貌をしていますね。[写真3]
小さな眼が頭部の前の方についていて,大きな口の端は眼より後にあります。
体はニゴイのような扁平な形ではなく,丸々とした円筒形です。
尾びれもV字形ではなく,ドジョウのようなうちわ形をしています。
50cmに切った草の茎を魚の上に落としてみると,体はそれよりは少し大きかったので,体長60cmといったところでしょうか。

図鑑を見てもなかなか該当するものがみつかず,何度も見かえした結果,どうやらこれは外来魚のカムルチーのようです。
体の斑紋が消えていたので分かりませんでした。
本来は体側に円形から菱形の暗色斑が並んでいたはずです。

カムルチーは英語では”snakehead”と呼ばれているそうです。
なるほどヘビの頭に似ています。
気味の悪さの原因はこれだったのですね。
「ニシキヘビの頭部を切り落としたような」という表現をしているものがありましたが,(生きている時の)体の模様もそれっぽいです。

カムルチーは一般に雷魚と呼ばれている魚です。
WEB図鑑「滋賀のさかな」には,次のように書いてありました。

一般に雷魚と呼ばれているが,正確にはカムルチーとタイワンドジョウの2種の混称。滋賀県では,タイワンドジョウと呼ぶがこれは,県内には生息していない。タイワンドジョウは,カムルチーに先行して,台湾を経由して国内に移入しているため,先にこの名称が定着した。カムルチーは韓国から移入し,タイワンドジョウを駆逐して定着したものと考えられる。カムルチーはほぼ全土に生息するが,タイワンドジョウは兵庫,大阪,紀伊半島,四国などの一部に生息する。

水路には琵琶湖疏水から分岐した水が流れており,琵琶湖由来の魚だとすればタイワンドジョウではなくカムルチーということになります。

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