ノアザミの花が咲いていました。
日本には60種以上のアザミがありますが,春咲くのはノアザミだけだそうです。
総苞に触るとねばねばしている,葉の基部は茎を抱いているという特徴があります。
花の頭を触ると花粉が湧き出してきます[写真2]。
「朝日百科 植物の世界」には次のように書いてありました。
『筒状花だけからなり,それぞれ,1本の雌しべを筒状になった雄しべが囲んでいる。花糸は普段は伸びた状態だが,機械的な刺激が与えられると,バネのように縮んで雄しべを引き下げ,雌しべの先にはえているブラシ状の毛が花粉を外にかき出す。昆虫たちがアザミの花にやってくると,花粉が,モコモコとわき出すのはこのためである。』